あらすじ
お寺の習字教室に参加している元たち。 習字はそこそこに、昔なつかしい「あぶり出し」をして遊んでいる――。 一方、江戸時代。 酒問屋の一人娘おるかが、辻占いから一枚の占いをもらったことを発端に、新たな事件が起きていた――。 現代と江戸時代。 2つの話が展開する特別編! 江戸時代では、夢羽もラムセスも忍者相手に大活躍。 そして、あの天才タクトもミクも(?)登場するぞ!?
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Posted by ブクログ
江戸時代に生きていたムーやイツメンたちの物語。
江戸時代の事件も、現代も、「あぶりだし」がキーワードで、全てが繋がっていて面白かった。
最後にシレッと、あぶしだしの逆バージョンの、消えるボールペンが出てきて驚いた。
Posted by ブクログ
“「そうですか……」
ムウは冷たいほど美しい横顔に午後の光を受け、唇を結んだ。
あれから三年の月日が経ったが、未だ感情の解放とまでのことはできないでいる。お腹の底から笑い転げるとか、頭がまっ白になるほど怒るとか……。たぶん、そういうことなんだろうが。
おばばは別れ際に言った。
「あんたはだれかの助けが必要となるじゃろう。それがだれかはわからぬが、何、さほどむずかしいことでもない。ともかくその人物に出会うまでに常にだれかの助けになるんじゃ。わかったな?」
まるで謎解きのような言葉を胸に、ムウは伊我上野の里を後にしたのだった。”[P.121]
26巻目。
江戸時代メインで、前と後ろに現代がちょこっと。