あらすじ
遂に魔物だらけの危険なエルロー大迷宮を脱出し、人間のいる世界へ! けれど地上で待ち受けていたのは、龍すら凌駕する蜘蛛種の女王、「私」の生みの母で……。マザーとの苛烈なる死闘を書き下ろした第四章開演!
※本作品の電子版には本編終了後にカドカワBOOKS『世界の果てからお急ぎ便』(著:更伊俊介)のお試し版が収録されています。
学校で古文の授業を受けていたはずが、気づいたら異世界で蜘蛛に転生していたJKの「私」。
そしてそこは数々の魔物がはびこる大迷宮の中だった!!
しかも自分は最弱と言っていい蜘蛛の魔物。
「私YOEEEEE!」
否応なくはじまるサバイバル生活。
なんとか倒した魔物の肉(大体毒持ちだったり)を食らい、ある時は人間に住処を追われ、またある時は龍(超強敵)から必死に身を隠し。。
彼女のべらぼうな「生」への執着心からか、手持ちのカードを吟味しつつ、知略でもって格上の相手をいなしていく様は激アツ!
また、「私」以外の転生者も存在し、彼らとその他登場人物らの視点からも物語が進行していく本作。
じっくりと個々人の背景が掘り下げられていく群像劇的側面も非常に面白いところ。
伏線もふんだんに盛り込まれ、後に度肝を抜かれること必至!
大迷宮でのサバイバル生活からどんな展開が、どんな結末が待っているのか?
あなたの目で確かめてみてください。
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Posted by ブクログ
マジかー、そうかー、時間の経過がまぁなんかあれだと思ってたけどそういうことかー、そうか、そうなのかー!
ついにマザーが動いてあれもこれも動き出して、ちょっとのんびりレベル上げサバイバルストーリーじゃなくなってきたぞ、これは。
という緊迫の四巻でした。
4巻を読んで
とうとうマザーに勝ちました!その戦闘はなかなか読み応えがあり、マザーもさすがに長く生きてきた知恵がありました!
更にラスボス的はのが出てきましたが…
毎回の事ですが、特別読みきりが長いです(笑)
面白い
主人公と勇者たちの時系列の差やこの世界のことが少しずつ分かるようになってきました。結構深い問題ですが、それ故に見ていて面白いです。
Posted by ブクログ
事情を少しずつ明らかにする演出も巧いけれど、話の筋自体が細かに作り込まれているのを端々から感じる。登場人物それぞれの発言に、さり気なく齟齬が発生している部分も、これから回収されるだろうと思うと読んでいて面白い。
主人公が異世界の言語を未だに理解できていないというのもなかなかリアルで、地味ながら読ませるところだと思う。
Posted by ブクログ
表紙は主人公の蜘蛛と転生吸血鬼ソフィア。
相変わらず面白いし主人公が蜘蛛なのにコミカライズ、凄いです。
蜘蛛的にはマザーのクイーンタラテクトとの対決巻だが、マザーより強い存在に目をつけられて危機に…。
そして、転生したクラスメートの勇者一行は危険なエルロー迷宮からエルフの里へ…。
Posted by ブクログ
前回でも言ってたけども、今回ではっきりと年表まで出て時系列がはっきりしたわー
それはともかく本編
パペットタラテクト怖ぇぇ・・・
普通にゲームで遭遇したとしてもビビりそう
前回地龍に挑むときも「並列意思マザーに行っちゃてるのに挑むのかー」と思ってたけど今回それを越した無謀な挑み方ですごい違和感を感じた
でもまぁその並列意思がいないからこそ油断した考えのままいっちゃったのかな
物語的には盛り上がったけども!
そして助けたりやっちゃったりと蜘蛛子的道徳はなんなのか
やはり向こうの出方次第か
前回はマイホーム燃やされてたしなぁ
蜘蛛子視点で展開するいつものも好きですが、人間視点で見た蜘蛛子も新鮮で良かった
気になる終わり方で次巻が楽しみ