あらすじ
『女神を犠牲にして人類を救う』か『人類の半分を犠牲にして女神を救う』か。管理者Dから突然発せられたワールドクエストは、全人類を大混乱に陥れた。人類を救おうとする黒き神を後押しするのは、世界最大勢力の神言教と、死から逃れようとする多くの人々。女神を救うと誓った魔王と白き神――「私」は抗うことができるのか?
さらに、管理者Dの敷く道を外れようとする勇者・シュンの行動により、事態は思わぬ方向へと動き出す……!?
学校で古文の授業を受けていたはずが、気づいたら異世界で蜘蛛に転生していたJKの「私」。
そしてそこは数々の魔物がはびこる大迷宮の中だった!!
しかも自分は最弱と言っていい蜘蛛の魔物。
「私YOEEEEE!」
否応なくはじまるサバイバル生活。
なんとか倒した魔物の肉(大体毒持ちだったり)を食らい、ある時は人間に住処を追われ、またある時は龍(超強敵)から必死に身を隠し。。
彼女のべらぼうな「生」への執着心からか、手持ちのカードを吟味しつつ、知略でもって格上の相手をいなしていく様は激アツ!
また、「私」以外の転生者も存在し、彼らとその他登場人物らの視点からも物語が進行していく本作。
じっくりと個々人の背景が掘り下げられていく群像劇的側面も非常に面白いところ。
伏線もふんだんに盛り込まれ、後に度肝を抜かれること必至!
大迷宮でのサバイバル生活からどんな展開が、どんな結末が待っているのか?
あなたの目で確かめてみてください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
完結しました。おめでとうございます。
ウェブと違って“その後のみんな“があって良かった~
二行づつでも消息がわかるのは嬉しい。蛇足であろうが嬉しい。
アニメ一気見の勢いで
今更ながらアニメを観まして、続きが気になったので原作をみたら気づいたら最終巻まで読んでました
終盤空気だったキャラにもライトが当たってよかった反面、スピンオフ的なところで他転生組、現地民の日常話やら過去話とかも欲しいと思える良き作品でした。
ラストは納得のいく締め方で100点満点の出来!
Posted by ブクログ
長い間楽しませてくれたお話もここで終わり
読んだ感想としては、大団円になったものの打ち切り漫画みたいになったなという印象
とはいえ、世界を救おうとしたらDが邪魔するのは当然だし、まともにDが相手なら誰も勝てるわけ無いし、勇者が空気だから活躍させようとすればご都合主義な感じになるのはしょうがないなと。
しかしどこまでいってもDの実力の底が見えなかったのはとてもよかった
面白い
原作との違う展開により、ホッとした場面がありました。個人的にはこちらが好き。
とあるキャラの意外な一面が見えたり、最後までの疾走感も楽しく読み進められました。
もし外伝があるならまた手に取りたいと思います。
お疲れ様でした。
蜘蛛ですが、何か?はじめは何か分からないで買いましたが、とても最後まで裏切りの展開が目まぐるしく、面白かったです。
今後も御活躍頑張ってください。
Posted by ブクログ
終わった!このシリーズ16巻で!
16巻目途中まで読んでいて、この調子だとあともう1巻くらいで終わるなぁ~と思っていたら、終盤一挙に終わった!
昔のライトノベルで異世界物と言えば、日本の少年か少女が、異世界の神だか大司祭だかによって、その世界を守るために召喚されるといった類い。召喚された少年か少女かは、凄い能力を授けられて、その異世界で大活躍ってのが大体の筋。
ところがこのラノベ、召喚されたはいいが、全くの弱い小さな蜘蛛の状態で異世界に登場と、ある意味斬新だった。
その弱い小さな蜘蛛が生き延びるため様々な試練に、それこそ無様に、時に卑怯に、ある時は開き直って、そして逞しく立ち向かっていく姿は、面白可笑しく、また納得もさせられ、何となく応援してしまう。そんな感じで読んでいた。本来、気持ち悪い蜘蛛が主人公!その蜘蛛が戦いを通じて、どんどん強い魔物に進化していく。蜘蛛の魔物ってやっぱり凄く気持ち悪いけど、この本に出てくる蜘蛛も魔物(例えばアラクネとかクイーンタラテクトとか)もなんか可愛く、弱い形態の時は健気で、強い時もドジで、やはり全体的に可愛く思える。
実像を想像すると、とてもじゃないが見たくないし、近付きたくもない!でも、イラストが可愛らしかったせいで、可愛らしいイメージで読めて良かった。
途中から話が段々複雑になってきて、それにつれ面白みも少くなってきたように思えたが、それも「人族」と「魔族」との戦いが始まってから、また面白くなってきた。
「異世界召喚物」のライトノベルでも色々なパターンの物があり、こういった本来主人公には向かない魔物が主人公というのもありだろうと思う。
ただ、16巻は無理やり最終話にしたような感じなんだけど。
Posted by ブクログ
あのグッダグダなアニメ放送当時にWeb版は見ていたが、今頃になって書籍版のラストが気になって、14巻から古本で読んでみた。
が、最後アメグラかよ(苦笑)
まぁ、同じアマチュア作家でも、ちゃんと終わらせた分、夢枕獏や田中芳樹よりは立派ではある、よね。
匿名
最終巻
最終巻としては、出来が悪い。
それぞれのキャラクター視点で物語を進行させていたせいでスピード感がない。
せめて幾人かに絞るべきだったと思う。
肝心の白の出番やバトルも少ないし……
もう一冊追加しておくべきだった。
今後、外伝とかの類が出ると良いな〜
なんか素っ気なかった
自分としては開放された後のサリエルと黒と魔王との会話のシーンが欲しかった!なのに結局サリエルの会話シーンが一つもないまま終わってしまったのは流石におかしいと思った、普通入れるだろ。キャラたちのその後てきなのもあったが箇条書きで凄くそっけない感じだった。