あらすじ
【電子限定版】書き下ろし番外編「無影竜の献身」収録。●血を引く我が子を、どうしてツァーリの元に帰したんだろう──。取り戻した日常の中、悔恨に暮れていた潤(じゅん)。そんな折、ツァーリからミハイロとの再会を提案される。けれどその条件は、潤と双子だけでエリダラーダを訪れること!? 悩む潤は、可畏(かい)と共にツァーリが待つ地に向かい…!? ミハイロに父親の名乗りを上げたい可畏と、後継者として育てたいツァーリ──二体の巨大恐竜、湿原の最終決戦!! ※口絵・イラスト収録あり
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Posted by ブクログ
潤の3人目の子供、ミロくんに会いに行く今作、扉絵の3人の子供による昆布ダンス〜!!前作で初披露された昆布ダンスが繋がっていて、微笑ましい。ユラユラゆれる昆布の感じ、良く出てるよ〜3人とも!大好きな歌とダンス、きっとミロくんにも教えてあげたんだね。しかし和やかムードも束の間、ミロを伴ってきたツァーリとの最終決戦が始まる。またも潤を危険にさらしたツァーリを、もう許さない可畏。釧路湿原で恐竜バトル、なんか本当にできそうなくらい、広いバトルフィールドだなぁ。北海道に聖地巡礼したくなる。ミロくんは、現時点でお互いの家を行ったり来たりすることになりそう。そういう意味で言えば、最初にパパとして暮らしたツァーリへの思いも忘れないミロくん、子供なりにツァーリの孤独と辛さを考えたんだね。これからの可畏ファミリーとミロくんの成長、まだずっと見ていたいです。
ついに一区切り
人間と竜人の恋物語が一区切りなのか、はたまた潤と可畏の物語が一区切りなのか。
しかし大団円でした。ここまで一気に読みました。
人間同士のカップルでないことを常に念頭に置いておかないと心が置いていかれました。ツァーリの子供を孕ってしまった潤が半竜人であり、恐竜は一妻多夫だということを再確認いたしました。
むしろ、そうしたことでここまで余すことなく設定を活かしている犬飼のの先生には脱帽です。すごいです。
良いことだけじゃない、人間の習性、竜人の習性がきちっと描かれてかつ、互いに譲れないところもありつつ寄り添い歩み寄る姿が本当に素晴らしかったです。
子供たちがかわいすぎ
穏便に終わるかなと思ってたけどそんなことはなかったから良い意味で裏切られた
これはハッピーエンドなんだろうか…?本人達がどう言おうと、三角関係が持続される形でエンディングを迎えてしまいましたが、これが最適解だったんだろうか。と、モヤモヤするストーリーでした。