あらすじ
竜人界を統べる王となり、潤(じゅん)を絶対不可侵の王妃にする──。双竜王を倒し、改めて潤を守り切ると誓った可畏(かい)。ところが潤は双竜王に拉致されて以来、断続的な胃痛と可畏の精液を飲みたいという謎の衝動に駆られていた。翼竜人リアムの血を体内に注射されたことで、潤の体が恐竜化し始めている…!? 心配する可畏だが、なんと潤の体に二つの卵──可畏との新しい命が宿っていると判明して!? ※口絵・イラスト収録あり
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竜人の世界が楽しい
文庫本も持っているけれど、このシリーズが好き過ぎてこちらでも購入。
竜人の世界で生まれ育ったカイと、第1巻では人間だったけど→カイから輸血→水棲竜の血→キメラの血、と体内に取り込むことによって変化した潤。二人の苦悩、その果ての喜びをこの巻では描いている。未知の事柄に直面した畏れ、踏み出すに至るまで。勇気の源は、愛!!!!楽しかった!
Posted by ブクログ
今回あまりに素敵な表紙絵に、トキメキが止まらず一晩で一気読み!ついに可畏と潤が、パパとママに!!子供産む産まないで揉めるカップルからの、潤の怒りのビンタ炸裂まで大変だった(←可畏が潤の身体を心配するあまりに、暴言三昧)。最後には最高に幸せな可畏と潤ファミリーが見れました。
匿名
今回は壮絶な恐竜バトルはなく、潤のお腹に宿った卵を巡る2人の葛藤がメインという感じでした。
苦しい葛藤からの子育てBLはほのぼのしましたが、子どもたちは恐竜化できないんだろうか…とか色々と問題もありそう。
次巻が気になる。
Posted by ブクログ
暴君竜、可畏の血と水竜王、蛟の血とキメラ竜、リアムの血を体内に持った潤の身に起きた奇跡は命を育む事。
潤の事を密かに想いながらも、潤と可畏のために動く蛟は、ホントに良い男ですね。
自分の好奇心のままに行動する困ったちゃん、クリスチャンも強い味方でした。
潤を失うのが恐ろしく出産に否定的だった可畏に可畏の子どもたちだからこそ、自分を絶対に傷つけないと言い切る潤
その絶対的な信頼に悶えます!
そんな潤を己の全てで守ろうとする可畏
愛するが故に弱さを見せる可畏が可愛いの!
素晴らしいラブストーリーなんですよねぇ!!
慈雨と倖の可愛いさったら!!
スパダリ可畏にイクメン要素まで加わったらもう!最高すぎますのよ!!
良かったー!!
表紙から伝わってきましたが、すごく良かったです!
またもや続きが気になる展開です。
子どもたちを潤くんの家族にもお披露目できるのかな?
このシリーズ、はまったら抜け出せません!
なかなか☆1·5
いろいろな分野が出てきて、BLも番やら孕んだりも有りの世間感もある中で 妊婦って!
確かに、子どもが生まれる過程で必ず当たり前に通る道だけど…。なかなか、ここに特化したものはない気がする。可畏の原点みたいなもんだから必然だと理解出来るし。一冊まるまるその問題を掘り下げたのはうれしかった!
未知のものが自分の身体の中に居る。それはモンスターを飲み込んでる感じ。夢や希望ばっかりじゃなくて潤みたいに不安や恐怖だって強い!本来ありえない事だから素直に暴露しても攻められないのが共感!増して本当にモンスターだし!自分には全く感じられないからこそ 一番大事なものがみえない何かに奪われたらどうしようって云う可畏の恐怖も判る。
より惚れたものの負けっていいねぇ~。