あらすじ
ここは、じいさんとばあさんと猫ばかりが暮らす島。
大吉じいさんは猫のタマとふたり暮らし。
魚のおもちゃを買ってきてもタマはしらんぷり。こっそりおやつを隠しても、いつの間にかバレて散らかされている。
そんな暮らしの中で、ときどき思い出すのは
父に連れていってもらったチャンバラ映画、家族みんなで囲んだ小さなこたつ、妻と行ったローカル電車の旅。
月日は流れて両親と妻は亡くなり、島に来る人もいれば出ていく人もいる。
だからこそ、ひとりと一匹、今日も楽しく生きよう―。
【もくじ】
春
1話 寺と猫
2話 タマさんのツボ
3話 初鰹
4話 しつこい猫
夏
5話 雨の買い出し
6話 謎の冬瓜
7話 電車の思い出
8話 カレーライス
秋
9話 ロボット手術
10話 大吉と巌
11話 バス旅行
冬
12話 大掃除
13話 お年玉
14話 百合子姉ちゃん
15話 消防講習
16話 猫鉄道の午後
電子書籍特典として描き下ろしカラーイラストを収録
ここはじいちゃんとばーちゃんとねこの町―
名古屋の付近?と思われる離島を舞台に
最愛の奥さんに先立たれた大吉じいちゃんと飼い猫のタマ。
大吉じいちゃんの散歩や買い物についていったり、寒い日には大吉じいちゃんのふとんに陣取ったり。
ねことじいちゃんによる日々の暮らしを描いたクスッと笑えてときにホロリとするコミックです。
60年間風貌が変わらない医師など少しクセのある島の面々も登場し、1匹とひとりの毎日を織りなしていきます。
動物写真家である岩合光昭さんの映画初監督作品の原作でもある本作。
作者の淡くやさしい色彩が島ののんびりとした感じを彷彿とさせ、見るだけでなごみます。
私もこんなところに住んでみたい・・・!
少し日常を離れてねこに癒されたい方必見です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大好きな一冊。
こんな穏やかに一人と一匹で(子猫4匹もプラス??)で生きていけるのが、本当に羨ましい。
幼馴染の友人もいて、近所の方ともいい距離感で。猫たちとも構いすぎず放置すぎずいい距離感で接しているじいちゃんたちが本当に好きだ。
なによりじいちゃんが料理上手!佳恵さんが生きてた頃は亭主関白っぽく料理していない感じだったのに。
今回は全ページカラーで優しい色合いとお話に和みました。
Posted by ブクログ
心ぽかぽか~(*^-^*)♪猫も増えて、みんな元気だ!巌じいさんのロボット手術はちょっと笑った(^^;)でもそういうイメージだとかなり不安になっちゃうよね~(゜_゜;)最後の猫鉄道の午後は亡くなった伯母を思い出して涙が…(;つД`)私の場合は夢で伯母が愛犬のポメを抱いて阪急電車に乗って私に「乗っちゃダメ!」と言って去っていく、逆バージョンだったけれども…あれから夢にも出てきてくれないなぁ(._.)