あらすじ
最後の大迷宮【氷雪洞窟】の試練は続く。
ユエもまた、虚像との戦闘を繰り広げていた。切り捨てた記憶から抉り出されたのは、自身も知らない秘密と『矛盾』。
かつての悲劇を想起させられるシア。内にくすぶる復讐心を暴かれるティオ。焦燥と嫉妬に苛まれる香織……。
それでも、彼女たちは試練に向き合う。己を乗り越え、最愛の人と歩む未来を掴み取るために――!
「……たとえ過去をやり直せるとしても、私は何度でも同じ道を選ぶ」
極限の意志を解き放て。“最強”異世界ファンタジー、第10巻!
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最終章へ
ここまで読んだ人ならもうレビューは気にしてないと思うが…。
愛情と友情で愛情寄りのユエとシア、友情寄りティオと香織。
ティオと香織がユエ、シアとは違ったハジメの「特別」の域に入るまでの過程はすごく良かった。
7大迷宮攻略
ついに氷雪の洞窟も攻略した一行。それぞれが負の面を受け止め、打ち克って行く中で、唯一残念っぷりを遺憾なく発揮した勇者様。
勇者として力を与えられ、正しいことを正しいと言い、世界を救うために一生懸命オルクス大迷宮攻略で腕を磨いてきた。それが、突然現れた脇役に全部かっさらわれてしまったら、と思うと結構残酷な話で素直に受け止めるのは難しい。
自分は遠藤タイプなので知ったことではないが。地味に話の中で登場してくる遠藤。そしていつの間にか話から消えてしまう遠藤。
物語はいよいよクライマックス。次巻は魔王軍との戦いでしょうか。楽しみです。