あらすじ
“ハウリアの乱”を終え、フェアベルゲンに降り立ったハジメ一行。
亜人たちが帰郷の歓喜に沸き立つなか、改めてシアとの関係に思いを馳せるハジメ。
――そして、ついに七大迷宮のひとつ【ハルツィナ樹海】の試練に挑む。
しかし出発後、大迷宮の仕掛けでメンバーが偽物と入れ替わってしまい……!?
つぎつぎに襲いかかる凶悪な試練の道中に現れた、無防備な一体のゴブリン。
複数の大迷宮攻略を前提とする高難度の試練に、ハジメが打つ手は果たして――。
「お前の言う通りだった。――“未来は絶対じゃない”」
いま、彼らの紡いだ“絆”が試される。“最強”異世界ファンタジー、第8巻!
感情タグBEST3
絆
大迷宮、番外編と絆コンセプトの本巻。
7番目の迷宮に向けて整ってきたハジメ一行です。
登場するごとに、いや、セリフごとにイラッとさせてくれていた勇者様もここまで残念っぷりを発揮してくれると逆に愛着が湧いてきます。
「特別」に昇格したシアは妥当なのでスルーして、ティオの龍人姫っぷりは惹かれるものがありました。
個人的には、雫、そしてお留守番組の優香に頑張ってもらいたいところ。
ハジメの外道っぷりに惹かれて読み進めていましたが、ここにきて優しさを上げてきましたか。
そして、作者さんのレベルアップ感。1、2巻ぐらいは、まさに厨二の人がただ好きなことを書いている感が全開で途中で胸焼けしそうでした。ここまでくると自分が感化されてしまったのもあるかもしれませんが、読み物としてすごいレベルアップしている印象です。厨二であることに変わりはありませんが。
次巻も楽しみです。