あらすじ
※この作品は以前配信していた『魔女の宅急便』と内容は同一です。カバーイラストが差し替えになり、中の扉絵イラストが追加になっています。
16歳のキキのもとへケケという少女が転がりこんできて宅急便の仕事を横取りしたり、とんぼさんとのデートに居合わせたりと振り回され放題。反発しあいながらキキも少しずつ変わっていき…シリーズ第三弾!
キキという魔女の女の子が、さまざまな人との関わりを通じて、独り立ちをし、大人になり、そして母になっていく物語です。
特に、大人になっていく様が感じられる4巻「キキの恋」、5巻「魔法のとまり木」が甘酸っぱくておすすめです。
澄んだ描写、美しい描写がされています。そのため、まるで自分自身もキキの暮らすコリコの町にいるかのような、さらにキキ達と共に季節の移り変わりを感じているような気持ちになれます。そのため、最近、季節を感じられていないと感じたときに読むのがおすすめです。
また、「魔女の宅急便」は児童書であり、比較的読みやすいです。そのため、なんとなく疲れたときに読むと元気がもらえます。元気が欲しいときに読むのもおすすめです。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
突如キキの前に現れた年下の不思議な女の子、ケケ。
自分にはない魅力を目の前にして、キキは苦しく暗い気分に包まれがちになります。
自分のポリシーを曲げた行動に情けなく、泣きたくなる日々。
そんな中、自分の気持ちと折り合いをつけ、ケケと最終的に向き合うことができます。
楽しいことばかりではなく、苦い感情と折り合いをつけていく、大人になるキキをみることができます。
2作目までは落ち込むことがあっても、比較的早く解決ができたキキ。
自分とは、他人と比較する苦しさからも見えてくることがある。
嫉妬と上手く付き合えず、自分も他人も卑下していた、あの時期に出会いたかった1冊です。
・お気に入りのセリフ
「するとだれと競争するのでもない正直な気持ちが、キキのなかをほとばしっていきました。」(p256)
楽しいこともありながら、暗雲たる気持ちが続いた日々に一区切りつくシーン。
ほうきの落下と相まって、体と心が目まぐるしく動くシーンでした。