あらすじ
フューザリオンの繁栄ぶりをながめ、
その豊かな未来に安心を覚えたバルドは、
ついに魔獣と精霊の謎を解く旅に出る。
折しもパルザム王宮は、
思いもよらない勢力の襲撃にさらされていた。
劣勢の防衛戦に臨むバルド。
そして竜人たちとの出会いから新たな手掛かりを得たバルドは、
世界の秘密に迫ってゆく。
ついに姿を現す強大な敵。
あまりに圧倒的な相手に、バルドはどう対峙するのか。
グルメ・ エピック・ ファンタジー、ついに完結!
感情タグBEST3
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老いは、終わりじゃない
一巻を試しに買い、面白さに残りもすぐに購入&一気読みでした。
バルド・ローエンの老いてなお学び、深まり、周りを援ける姿が印象に残る爽やかなファンタジーです。
この作品を読んで、真っ先に思い出したのはグイン・サーガです。
私は栗本薫先生著の部分までしか読めていないのですが、なんといいますか、グイン・サーガで「一体どうなるんだ……!?」と思っていた部分が
この作品で少し昇華された思いもあります。駆け足とは思わない、良いラストでした。
また、世界観や文化がしっかり作られていて、うんちく?も交えた食レポが楽しかったです。
そういう意味では架空の歴史小説を読んでいる気にもなりました。
鵯越に似たくだりもニヤッとします。
ほかの作品もいつか読んでみようと思います。
良い作品をありがとうございました。
大傑作
遂に読み終わってしまった。
冒頭少々を読んだところで漂い出した終わりの匂い。
大事にじっくり噛み締めて読んだ。
バルドは幸せだったんだろうか?
みんな先にいってしまった。
作品としてはとてもきれいにおわっている。
大傑作。