あらすじ
櫻井いちこ(30)は越智宏彦(31)と結婚前提のお付き合いをしていたが元カレ(?)早乙女亮一(23)の突然の訪問を機にヨリを戻してしまう…。その一方で、早乙女との関係継続の困難さに脳内会議は大紛糾。脳内会議のメンバーの中にも不穏な空気が。果たしていちこが、出した結論とは? 新感覚ラブ・パニック、最終章――!
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Posted by ブクログ
突飛すぎず、理想だけのエンドでなくて現実味がある。
結局、いっしょにいて楽で、同じものをおいしいと感じあえる関係というのが幸せなのかもしれない。
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恋愛に夢中になると、とかく「今」のことで頭がいっぱいになりがちだ。
脳内会議が紛糾するのも、つまりは「今」をどう切り抜けるか、という、そのことのためなのだ。
だからこそ、将来のことを語り合える「他人」の存在が、
私たちには必要なのだ。
しかしこれ、唐突な終わり方だな…。
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自分もあと10年したらこのお話に共感したりするのかな〜なんて考えたりもしたけど、最終巻読んでもよくわからないままでした
そもそも最初から(結婚するなら)越智さんしょ…と思っていたので安心しました。早乙女は早乙女に合う女の子と幸せになってほしい。
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せとな先生の作品は失恋ショコラティエに続いてこれが2作目。どんなふうに終わるんだろうとハラハラ読んでいたんですが、リアルながらも前向きな終わり方でよかったです。「どちらかは息ができてない」のは本当に苦しいし、石橋くんがいなきゃやっぱりダメなんだよね、、個人的に1〜5巻にかけてのせとな先生の後書きがすごく印象に残ってます。現実の恋愛でうわーって脳内会議が始まった時にでもまた読み返したい。
面白いけどラストはわからない
脳内で勝手にわーわー会議して突っ走る女子、結構いる気がする。あと早乙女みたいなダメ男を好きになり、気を遣って逆に怒らせるのも、ありそう。
水城せとなさんは、こういうあり得なさそうな話をリアリティ持って描けるのがすごい。
ラストのいちごの「彼」が誰なのか、何回読んでもわからない。早乙女でないことは確かだけど、越智さんらしくもないし、知らない人なのかな。わかる人教えてください!
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最終巻。好きな人とうまくいくために、地雷踏まないように気を付けてたら幸せ感じるよりも「何も起きなくてよかった」って思ってしまう事あったなぁ。そんなの幸せな付き合い方じゃないよね。言葉に気を付けて気を遣ってたのに早乙女に拒絶され、脳内ポジティブ石橋くんもいなくなっちゃって。ここからのネガティブ池田さんがさらに無理。石橋いらないって言ったり止めにこいって言ったり。脳内会議ってこんななのかなぁ。最後の別れ話からの早乙女との記憶映像一挙再生をみんなで泣きながら見るところ良かったなぁ。でも脳内会議を、ポジティブ思考、ネガティブ思考、感情、記憶、決定の5つにした作者さんすごいなぁ。よくこの振り分けにしたなぁと思う。最後越智さんと落ち着いちゃうのは納得いくようで納得いかなかったな。そーゆう間違いもあるよね、笑い話にしようねって理解しあったってことなのかな。もっと時間あけてからならこのまとまり方も理解できたかな。
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漫画を久しぶりに読んだ。
全5巻で読みやすく深夜に一気読み。
脳内会議、自分もしてるな~。
その時の感情に流されたり、過去の記憶をひっぱってきて臆病になったり。
色々考えて行動してるつもりで上手くいかないこともしばしば。
一緒に居ても苦しさが強い早乙女をいちこが選んだ時は、はらはらしたけどそのあとの展開はリアルだ。
結局は、どんな自分が好きかというシンプルな問いの先にあるものが大事なのだと思う。
☆☆☆
あたしはさ。ダンナと結婚したのは一緒にいてラクだからだよ。あいつといると一人でいるよりは人生航路がちょっとはスイスイ進めそうな気がしたから。お互いそうだから相棒になったんだよ。
自分の足に合わないフィンでバチャバチャもがいて足つって溺れかけてるのは苦しいよ。いちこは今そんな感じで「これが"泳ぐ"ってことだ」って納得しようとしてるかもしれないけどさ。スイスイ楽に進めてこそ「泳ぐ」ってことなんだよ?
我々に、櫻井いちこに必要なのは早乙女じゃない。石橋だ。ネガティブな思考もポジティブな思考も、その瞬間の感情も、何度も何度も反復する記憶もみんな揃っていなくちゃだめなんだ。そして俺が決めなきゃならない。そうでなければ前に歩いていけない。
ずっと好きほんとだよ…---でも--早乙女といる自分は好きじゃない……!
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きれいにまとまっていた。主人公の成長が感じられてよかった。脳内でわちゃわちゃしている感覚とか、一気に闇の感情にとらわれる感じとか、よく表現されていたように思う。主人公をとりまく三角関係はなんてことない話だけど、脳内会議が面白くてぐいぐい読ませる。最後は急展開だけど、こういう終わり方でよかったと思う。
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仕事の成功に引け目を感じる。気分を害さないかとビクビクする。どんどん気持ちが卑屈になる。「早乙女といる自分は好きじゃない…」
これはダメなやつだ。消耗するだけの恋愛だ。相手の依存度が高いとストーカー事件にもなりかねない。綺麗に別れられて良かったです。
しかし、越智さんは寛大ですね。あんなに手酷く裏切られたビッチを嫁にするとは。いちこをそれだけ好きだったってことなのかな?
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完結巻。いちこにとっていい選択だったんだろうな。お互い無理してがんばってちゃ苦しいもん。記憶映像の一挙再生シーンでの脳内メンバーの表情よかったな。あのひとの「理解者」になれたのかな。
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最後まで早乙女とどうなるか分からなかったので、ハラハラした。
どれだけイチコとハトコが頑張ろうとダメなものはダメなんだ。
イチコさんがもう少し若ければ可能性も広がったろうけど、私は最初から早乙女はなかったので、終わり方には正直ホッとした。
でもまさか石橋が鍵を握ってるとは思わなかったかな。
ラストのあのお相手は越智さんであって欲しい、てかそうでしょう!
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怖くて何も言えないような相手といると、自分が死んでゆくのが分かる。いちこの無気力には覚えがある。
自分を好きになれないと結局幸せにはなれない気がするから、いちこの選択にほっとした。ちょっと都合良すぎるけど。
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大騒ぎしたあげく、あっさりと終わってしまった感じ。
脳内会議っていうのは、特別な「ドラマ」ではなくて、誰にでもあることなんだよ、ということなのかな。外から見たらどうってことのないよくある話でも、心の中では大騒ぎしているということか。
とても印象に残る興味深い作品ではあったのだけれど、なんというかフィクションならではのカタルシスみたいなのがなく、ちょっとモヤモヤ。
Posted by ブクログ
終わっちゃったなー。
うまいこと大人チームで落ち着いたって感じかな。
この作品のテーマは自分軸の肯定だったらしく、
共感出来る部分も多々あって面白かった。
水城さんの作品はどれも心理描写がうまくて胸に突き刺さるから読むの大変なんだけどこれもよかった。
また次の作品に期待。
Posted by ブクログ
なんか駆け足だった印象。
あの感情だけの女はなかったことにされ、いちこの自己満足恋愛は終了した。
あともう少し丁寧に描いて欲しかったなぁ。
うーーーん。