【感想・ネタバレ】健康で文化的な最低限度の生活 5のレビュー

あらすじ

生活保護に関わるケースワーカーとして
働く新卒公務員・義経えみる。
新卒1年目として、生活に困窮する人々への支援に奮闘中!

夫のDVから逃れるために、息子の元へ上京してきた
75歳女性・林さんの担当となったえみるだが、
制度の壁が立ちはだかる…
林さんの願う“ささやかな幸せ”を
えみるは叶えられることができるのか。

そして雑誌掲載にて反響を呼んだ
生活保護の意味とは何かを問う、
新章「アルコール依存症編」、ついに始動!

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ネタバレ

特定の担当ケース

そういう人が、時期ごとに「専門対応者」として割り振られるわけではなくて、

今回のように、アル中の受給者に、大きな問題が発生して、それに「かかりっきり」になっているようにも見えますが、

実際には、主人公は、110世帯ものケースを担当しており、その中で、このように突出した問題のある人に大幅に時間を割いているのです。

そして、待っているものは、大量の書類の山と、サービス残業…



今回のケースは、まだ、本人に改悛の情というか、もがき苦しみながら改善しようとする様子がありますが、確実に一部に存在する、健康体

ツヤツヤで(それ自体はいいとして)、毎月の支給額で、なぜ「11」を持っているのか? 8Kテレビが部屋にあるのか? そういう、裏

で何かやっているのではないかというケースについては、県警に一部移管してもよいのではないかと思います。



一度、本作を「プロ」に見せたところ、「管理職が、上にいくほど、冷血になるが、実際には、ここまでひどくはないと思う。ただ、みん

な、自分のことで精一杯で、横の連係での助け合いなどは、いっさいない。」とのことでした。


電話が鳴っても、往々にして「とった人が担当になる」こともあるため、新人でさえ電話をとらず、結果、業を煮やした中間管理職がとり、

あとで室内で怒鳴られる…


なんか、バブル期の証券会社のような、競争主義、同僚なんてただ隣に座っているだけの存在… あまりの仕事量と、プレッシャーと、住民

からの批判と、ケースからの「苦情」、これらに耐えきれず、一度でも休職すれば、部署どころか組織全体で「負け組」確定で、定年まで昇

格どころか昇給すらなくなってしまう…


これでは、優秀な人材が役所になど、とても… 主人公には、壊れてほしくないです。



















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2020年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この巻で、(帰り道すがらの神社で)義経さんが涙しながら喋った思いは、多かれ少なかれ誰しも経験があるのでは・・・。

そして、それを力に変えられるような返答ができる半田さんのような人になりたい・・・。

この仕事を面白いとおもいはじめている自分がいる、という義経さんの言葉には、光を感じた。

0
2019年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

DVで避難してきた林さん。最後がもやもやした感じでリアル。お礼の手紙はありましたけど。
「アルコール依存症編」
膵炎って、こんなに動けるの?
監査官が想定と違って、助言をくれたりするいい人?えみるの敵役かと思っていましたよ。

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2018年12月03日

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