あらすじ
旅は終わる。想いは続く。――連載19年、国内外で熱狂的・圧倒的支持を集めてきた唯一無二のネオ時代劇、ここに堂々完結! 万次(まんじ)、逸刀流(いっとうりゅう)、そして吐(はばき)率いる六鬼団(ろっきだん)……最後の戦場に集いし者たちが見せる、凄絶なる命の奪い合い! 深すぎる因縁とそれぞれの想いを刃に乗せ、最終決戦がついに幕を開ける! 最終章で最高潮、刮目の完結巻!!
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道場潰しや殺人などを繰り返す剣豪集団「逸刀流」に、目の前で父を殺され、母を凌辱された娘「浅野凜」が、その統主「天津影久」に復讐すべく、"100人切り"の異名を持つ不死身の剣士「万次」と旅をする物語。
2008年と2019年の2度のアニメ化や2017年の実写映画化もされた人気マンガ。
「大人」が引き込まれてしまうようなリアルな心情の描写、そして味と上手さが共存する絵柄で、読む人をその世界に引きずり込んでいくような作品です。
<リアルな心情描写>
主人公である凛は、万次と出会い、復讐のために用心棒になるよう頼みます。万次は私怨には付き合わないと断りますが、天津を殺して復讐を果たしたいと悔し涙を流し、対価を身体で払うことも厭わないという覚悟を見せて懇願する凛の姿に万次は説得され、復讐の旅が始まります。ただ、旅の中で天津と遭遇し、行動を共にするようになったことで、その心境に変化が現れ、最後は…。「絶対に殺す」という思いから、「なぜ殺すのか」という思いに行きつき、最後は「殺すべきかどうか」という思いを抱きながら揺れる凛の心情がよく描写されています。
<絵の上手さ>
絵柄自体が動きを感じさせるような味のあるもののため、戦闘シーンはよりリアルに感じます。なにより、魅せることに重きがおかれているような戦闘描写が多く、殺人の描写が芸術的とさえ思ってしまう場面があり、引き込まれます。
「大人が読むバトルもの」を探している人に強くおすすめの作品です。
ぜひ読んでみてください!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
19年も続いてたのかぁ。最初の1巻を買ったきっかけは忘れてしまいましたが、もっと早く終われたたんじゃなかろうかと思うところはありますが、終わり方が良かったのでやっぱり星1つで。
万次さんはあれからもずっと不死なのですね。あれだけの事があったのに長い間の事でもう記憶が薄れているのが淋しいです。
でもこれからもなんだかんだ言って人助けするんだろうな。そういうところが好きです。
いや、そして彼はあの歴史的な有名人のあの人なのん(笑)
Posted by ブクログ
93年から始まって、読み始めたのは2000年くらい。トンデモ時代劇、ではあっても美しくて激しくて面白かった。
帯にもある「旅は終わる。想いは続く。」の文。
どうもありがとうございました。