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Posted by ブクログ 2011年06月14日
天の瞳シリーズは、あまり好きでないので、すべて読んでいるわけではない。
だが最終話を読んでいて、いろいろ感じるところはあった。
また最後の作品、ということで、かなり気になっていた。
『乾いた魚に濡れた魚』は、好みドストライクで、
またものすごい感銘を受ける。
それだけに、完結していないことを残念に...続きを読むも思うが、
途中の作品――なので、灰谷健次郎という作家の仕事の途中を
見られて、親しげな感じを抱いた。
よくも悪くも一番最後だ。先生が伝えたかったことは、
ほぼ取りこぼさずに、私の中に生きていると思う。
取りこぼしたこと、汲み取れなかったこと、それもたくさんあるとは思うが。
それでも、先生のお陰で私は、小説家になりたいという
夢を描いた。叶うかどうかは解らないけれど、今は厚顔無知に「小説家になりたい!」
などとのたまうことはできはしないけれど、それでも、
私はこの夢のお陰で、小学生の時 いじめられても 希望を持てた。
Posted by ブクログ 2019年01月06日
いよいよ主人公たち(中学生4人)が中学校の先生をどう変えていくか...というところまで来て、作者の筆が止まってしまった。うーん、残念。
60歳直前になった私にとっては、「天の瞳」でここまでに登場するじいさんたちがカッコいい。