あらすじ
倫太郎が通う中学校で4名の少年が検挙された。校舎の窓ガラスを割った疑いらしい。きちんとした対応をとれない学校に対し、教師への違和感は爆発する。そんな中、倫太郎たち、教師、あんちゃんらが一堂に会する。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
中身が多かった
いい場面がたくさんあった
エリ坊の結構を通して、
教員、生徒たちで学校の在り方についてのかなり踏み込んだ話し合いになる。
また、教師と保護者の話し合いでも、
建前がどう進んでいくかが描かれる。
そして、おんちゃんが話す学校では教えてくれない世界、シュウちゃんとおばあさん、
それぞれの人間同士のしっかりした結びつき、あり様を見ることができる。
不良についても、1人の人間なんやという姿勢を失わない。
不良行為を学校においては、善悪で切ることの怖さ、一緒に何かやることで当たり前に付き合うことで、
辛い思いをして不良行為を続ける子を作らないという姿勢、現実と考えとのギリギリのせめぎ合いで探していく、見失わないとする姿勢を感じた。
中学の難しさも感じた。
Posted by ブクログ
学校が生徒のために生徒を中心に運営されるべき場所だということを一体誰が理解し実現しようとしているだろう。規則、慣例で縛られた学校。でもその中でも現状をおかしいとおもっている教師がいるにもかかわらず、様々な理由をつけ実行できない人たち。人が人と関わることはこんなにも割り切れないものだということを思い出されてくれた。
Posted by ブクログ
読みすすめていくうちに、自分が慣れてきてしまっただけかもしれないが、やっぱりシリーズの初めの頃の方が心に直接迫るものがあった。少しくどいというか、表現が遠回しになっている感じがした。全体的には好きなんだけれど。