あらすじ
自分の部屋に、純白のシスターがいきなり空から降ってきた。「ありえねぇ……」上条当麻はつぶやくが、そのシスター姿の少女はこう言った。自分は魔術の世界から逃げたきた――と。ここは”超能力者”が”一般科学”として認知された、アンチ・オカルトの学園都市。上条は『インデックス』と名乗る謎の少女の言動をいぶかしむが、二人の前に本当に”魔術師”が現れて――! 期待の新人が贈る学園アクションストーリー登場!
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魔術と科学が交差するとき、物語は始まるというキャッチコピーで有名な本作。
まさにそのとおりで、魔術師と科学者がそれぞれの想いを胸にぶつかり合うことになる。
科学としての能力を養成する学校に通う主人公は、学校の中でも能力が低くおちこぼれという扱いでありながら、とても不幸な学生として強い個性を持っている。
しかし、とある少女と出会うことによって、この不幸という個性が物語のおける核心に繋がってくる。
能力モノが好きな方は勿論、多くの魅力的なキャラクタとその数に合わせた能力数の豊富さにわくわくしっ放し、またしつこくない主人公×ヒロインのちょっとしたイチャラブが見れるので、それらの要素が好きな方にはぴったりな一作。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
夫に「わたしがコスプレするとしたらどのキャラがいい?」と聞いたら、
・『とある魔術の禁書目録』のインデックス
・『氷菓』の千反田える
・『狼と香辛料』の賢狼ホロ
という答えが返ってきたので、それぞれ1巻だけでも読んでみることにしました。
本作品、ツッコミどころはたくさんありましたが、一気に読み切ってしまうぐらいには面白かったです。
さすが人気作品。
しかし、主人公の当麻が直情的すぎる性格なのが非常に苦手です。
勢いだけで行動したら、急に機転が利いて解決方法を見いだし、ハッピーエンド、というストーリー展開も気にくわないです。現実ではあんなふうに感情にまかせて行動してもうまくいかないと思うんですよ。
まぁ、おそらくただの僻みなんですけどね。自分はあそこまで人に尽くせないし、機転も利かないし、っていう。
(普段は怠惰だけどやるときはやる、熱血なお人好しキャラがラノベの主人公に多いのはこの作品が元祖でしょうか?)
また、女の子キャラが非現実的すぎるのもちょっと鼻につきます(小萌先生の子どもっぽい口調とか)。
インデックスも確かに可愛いですが、噛みつき癖のせいでドン引きです……。
でも、アニメを観てみたら、わたしもインデックスに恋に落ちました(アニメはニコニコチャンネルで第1話のみ無料配信中)。
「日本語では針のむしろと言う」とか、冴えてるんだか冴えてないんだかわからないギャグな会話を繰り広げた後の、
「……、じゃあ。私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」
このシリアスな笑顔と声!
表情の動きと声優さんの演技が付くと、女の子の魅力がこんなにも溢れるなんて……!
夫はインデックスの萌えポイントについて「ギャグとシリアスと萌えがうまく合わさっているところ」と語っていたんですが、確かにその通りだと思います。
……とはいえ、2巻以降はもう読みませんw