あらすじ
「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」。 まったりゆったりしゃべるだけ。関西の男子高校生、瀬戸と内海のクールでナナメでシニカルな放課後トーク7編。
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「この川で暇をつぶすだけの青春があってもええんちゃうんか」―。イケメン眼鏡・内海くんとちょっと残念系男子・瀬戸くん。タイプの違う二人の男子高校生が放課後の河原でひたすらだべるだけの日常マンガ。
このマンガの何がすごいかって、大きなドラマが何一つないことだ。女子へのメールの文面や、ネクタイの結び方、ムカつく先輩への愚痴などなどをテーマに語り合うだけで、彼らの時間は過ぎてゆく。まさに「リアル」!
特に部活に打ち込んだ思い出もなければ、恋愛に熱をあげた覚えもない私の中高生時代でも、日常を彩っていたのは、友達との会話や、ほの淡い恋慕だけだった。(卒業前にどうしても欲しくて、大好きだった生物の先生の白衣をもらいに実験室を訪れたこと、皆覚えてくれているだろうか?)
『セトウツミ』で描かれる夕暮れの風景はモノクロなのに、目に痛いくらい鮮やかだ。放課後の河原に心が飛んでゆく。
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Posted by ブクログ
最初はどうせくだらない話やろなって気持ちで読み始めたけどどっぷりこの漫画にハマる自分ww
漫画から入ったせいで映画の予告編は思ったよりイマイチな気もする。でも映画は見たいなぁ☆
この漫画の作者は意外と読書家だと思う!
ちょくちょく他の小説ネタがあって面白い♪
話の中身があるような、ないような感じなのに何故か笑える(o^^o)漫画を読んでいるだけなのに漫才見に行ってる気分になって読んでいてめっちゃ楽しい♪───O(≧∇≦)O────♪
一見何気ない会話劇ですが……
実は本は持っていなくても通読していまして、なので結末まで知っています。
期間限定版を見つけたので再読しました。
男子高校生が屋外で喋っている場面が大半で、このお2人以外だと樫村さんくらいしか出てきませんが、実は話が進むにつれて、この会話劇、実は重要な意味があることがみえてきます。
この会話を読み進めるだけでも一定、楽しい作品ですが、それだけではないので、これは是非、通読して、再読して欲しい作品ですね。
かなり見事なドンデン返し、でしたよ。むろん実は伏線が仕込まれています。