あらすじ
博多を愛する刑事、重松が耳にしたのは、汚職に手を染め警察を去った親友・岩佐の訃報だった。かつての同僚の死に、疑念を抱いた重松は独自に捜査へと乗り出す。
その頃、虐めを苦に自殺した生徒の家族から復讐を請け負ったジローの頼みで、馬場と林は周辺調査を進めることに。やがて二人は、ある女教師の存在にたどり着く。
元刑事と生徒の死、別々に見えた事件は絡み合い、隠されていた警察組織の不祥事が発覚――! 信じ抜くべき正義を失った重松の前に、“殺し屋殺し”が姿を現す……!
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重松さん回
11巻は、結構暗めなストーリーでした。
警察官でありながら、馬場たちと交流がある重松さんは、色んなものを抱えているんだなと思いました。
そして、相変わらず博多豚骨ラーメンズの面々は最強!!
Posted by ブクログ
感想
シリーズは十一作目だが、物語の中ではまだ1年しか経っていないことにびっくり。どんだけ内容の濃い一年なんだよ。
久しぶりにシリアスかつ重めの話だった。人もたくさん亡くなった。最後は勧善懲悪。
あらすじ
話は前作のハロウィンの少し前に戻る。刑事の重松の同期で組対課にいた岩佐が亡くなった。調べていくと岩佐が亡くなる前に約束していた現役警官も殺されていた。
一方、ジローは息子が殺されて復讐したいという男の依頼を受ける。物語はやがて一つの方向に収束していく。岩佐の妹をレイプして自殺に追い込んだ高校生と岩佐を追い込んだ県警の関係者が殺されていく。岩佐は生きており、復讐していたのだ。
重松は岩佐に復讐を止めるように説得するが、聞き入れられない。県警の幹部にも隠蔽した事実を公表するように迫るが、自分が追い詰められる。重松はラーメンズに助けを求める。