あらすじ
国王ルイ15世に刃を向けた農夫ダミアンに、「八ツ裂きの刑」が宣告された。147年ぶりの大処刑にサンソン家はにわかに騒然。叔父ニコラが指揮役に駆けつける。だが、一族の“血”を巡る闘争、国民的祭典と化した処刑に、狂騒は加速する…。その時、“理想”を抱く純粋な者たちが、処刑台で見る真実とは──!?
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Posted by ブクログ
◯人の肉を切り裂く鉤爪しか持たない僕が、誰かを守りたいなんて望みを持つことがいびつなのかもしれない
◯俺はただ国王陛下に流れる血の色を確かめてみたかっただけっち
国王陛下は神なんかじゃなかったっち
痛い時には痛がり
恐い時には怯える
俺たちと同じ人間だったっち
あんな奴の為に俺っちら平民がパンを食べる順番を後回しにされる道理はねぇっち!!!!
これだけは言わせてくれ!!!!俺は確かに国王を刺した、、、だが金のためじゃねぇ誰かに雇われた訳でもねぇ、、、!!!!ただ神と未来のフランス国民の為にやった事なんだ
◯そりゃあ誰だって音楽にのって決められた足踏みする方が楽だっち
◯あんたのその不細工な足踏み俺っちみてーにみんなからはじきとばされねぇようにせいぜい気をつけるっちよ
◯フローラを抱いた俺っちの右手ジャックを抱き上げた右手今まで世話になったっち
Posted by ブクログ
ダンスシーンは泣きました。男性が描く耽美ってときめくね。死刑執行人の話なんとなく知ってるなぁと思ったら自分の中の初出がスティールボールランでした(笑)
Posted by ブクログ
残酷な死刑、そしてその執行人であるシャルル。
様々な思いが渦巻き、暗い思考で人間の運命が左右され
陰鬱な気持ちになる反面
それらに目を背けるのではなく
工夫して一刻もはやくダミアンを殺すことで
彼を苦悩から救おうとする彼の成長。
ダミアンへ硫黄を注ぐ姿はとても印象的だった。
ダミアンが血の色を見る為に刺したという理由も
考えさせられるものがある。
Posted by ブクログ
国王ルイ15世に刃を向けた農夫ダミアンに、「八ツ裂きの刑」が宣告され、147年ぶりの大処刑にサンソン家はにわかに騒然となる。叔父であるニコラ登場により、物語が新たな方向へ向かいはじめた気がする。しかし、アンドレがイケメンすぎる。ニコラもイケメンだが、アンドレはそれを超えるイケメンっぷりで彼の虜になりそうだ。坂本眞一の絵が美しすぎてやばい。