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再会
ミリス神聖国についたルーデウス一行、大都市に着いたので転移事件のせいで家族やフィットア領の人達に手紙で無事を知らせようと思い、一日休暇にする事に。
しかし、裏路地で人さらいらしき連中を発見し、アジトを突き止めて救出+捕縛しようと尾行して…
しかし、その集団には頬も痩けた実の父パウロがいる事に…
場所を移し自分が今まで何をしていたか問われるルーデウス。
今までの顛末を誇張を交え、心配させないように語るルーデウスだったが、パウロは不機嫌になっていく一方で、ついには親子喧嘩の殴り合いに発展していく…
そして、語られるフィットア領転移事件顛末。
ルーデウスの故郷ブエナ村を含むフィットア領全域の消滅と転移、膨大な犠牲者の数…
人さらい集団はフィットア領の住人の捜索隊で、奴隷にされた者を救出するために最終手段として攫っていた事…
そしてルーデウスの母ゼニス、第二婦人リーリャ、リーリャの娘アイシャ、幼馴染のシルフィ、親しかった人は皆未だに消息不明…
家族で無事なのはパウロと4歳になった妹、ゼニスの娘ノルンだけだと言う絶望的な事実のみ…
すれ違う親子…
正直、見ていられない…
ルーデウスは自分たちの事で精一杯だった…
パウロは追い詰められた精神で、あの天才の息子ならばもっとやれる事はあったはずと過剰な期待を抱いたのだろうけど…
明らかにパウロが悪いと言いたい。
11歳の息子(精神年齢は違うけど…)に何を期待してるのか…
例え転移者を見つけたとしても自分たちの事で限界だって…
パウロの今までの努力は買うけど、まずは無事を喜べよ…
仲直りする時の光景は思わずホロリと来た…
本当にルーデウスは前世と比べ物にならない位に成長している、それも前世の失敗が在るからこそだけれど…
Posted by ブクログ
web版の第5章 少年期 再会編 第四十四話〜間話「ロキシーの帰還」の内容。
番外編1 ドラゴン肉のナナホシ焼き
番外編2 アリエルの死
が書き下ろしで追加されている。
番外編1は、ランドルフのお店の話し。こうゆう閑話もおもしろい。
番外編2は、4巻の番外編の続き。フィッツ先輩が活躍が見えて嬉しい。こう考えると、シルフィの凄さがちゃんとでてる話しが好きなのかもしれない。
ルディとパウロの親子など家族の再構築にフォーカスが当たってる。web版では、最後の食事にエリスが来てなかったけど、書籍版では参加してる。
QRコードのwebアンケート答えると作者のこぼれ話で、パウロのキャラ考察が読めます。