【感想・ネタバレ】0能者ミナト<5>のレビュー

あらすじ

完璧な降霊術で人を集める 『彼岸の会』。一方、被害者の会も存在し、是非が分かれる団体でもある。 天性の法力を持つユウキは直感し、降霊術がまやかしだと糾弾する。だが、主催者の士道骸に手玉に取られてしまうのだった。この男、総本山から野に下った切れ者で、まったく隙がない。 かくして、業界ではいかさま師と揶揄される湊の出番である。0能者対詐欺師の稀に見る攻防は、騙し合いの熾烈な駆け引きへと発展していく。 霊を降ろしている様子はないのに、霊と完璧に対話してみせる。その矛盾を湊はどう解体してみせるのか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は子供達が活躍の巻でした。
メジャーどころの怪異が相手で、このメジャーどころの怪異を倒す方法が面白かったです。発想って面白いです。
湊は相変わらず傍若無人な振る舞いですが、それでも結果だしてるから、良いと思ってしまいます。

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2013年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「0能者ミナト5」
0能者対詐欺師の稀に見る攻防。霊を降ろしている様子はないのに、霊と完璧に対話してみせる。その矛盾を湊はどう暴くのか。


ミナトシリーズ第5弾。「詐欺師が騙しやすい人種に専門家ってのがあるんだ。自分達の狭い視野に気づかず、検証できたと思い込んでいる。超常現象の検証で科学者を騙した例はくさるほどあるぞ」と言い放つ湊。現実性をはらんでいるこの台詞が意味するのは、0能者対詐欺師の戦いの幕開けである。(第二話「詐」)


第一話と第二話のどちらが好みかと聞かれると、私は第二話です。今までは、怪異に対して湊がどう戦うのかが重要であり、見所でありました。でも、この話では対詐欺師であり、今までの戦い方が通用しないんですね。詐欺師にはイタコのようなうわん臭さがあるのに、トリックのネタが掴めない。住居を奪われる可能性も浮上する(大家も詐欺師に嵌る。湊は家賃滞納中)。さらに、詐欺師の正体が総本山から下った者と分かる。もう怪異ばかり相手にしてきたツケか回ってきたから、こんなめんどくさいことになったと、湊は内心呟いたかも知れません。怪異とは違う戦い方、それが見所であります。詐欺師の手も良い。


第一話では、ユウキと沙耶が怪異と戦います。湊、おっせん、はVTR出演となります。その映像は、ユウキ達が湊と出会う前のもの。そこから始まる怪異騒動は、今までの路線通り。なので、安心感ある話となっています。


本作は、今までと比べると、怪異の奇怪さは抑えめかな。

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2013年03月22日

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