あらすじ
目の前にとつぜん現れた愛する母と妹。ラスコーリニコフは再会の喜びを味わう余裕もなく、奈落の底に突きおとされる。おりしも、敏腕の予審判事ポルフィーリーのもとに出向くことになった彼は、そこで、背筋の凍るような恐怖を味わわされる。すでに戦いは始まっていた! 予審判事との駆け引きで明かされるラスコーリニコフの「殺人思想」とは? 犯罪小説の雄、戦慄の第二巻。
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Posted by ブクログ
1番印象に残ったのは、ラスコリーニコフがソーニャに「ラザロの復活」を読ませるシーン。とても長い描写で、作者の注力度合いを実感させる。
ラザロと、ラスコリーニコフ・ソーニャに共通点があるとすれば、この2人は3巻で、精神的に救われる(復活する)のではないだろうか。
ラスコリーニコフは売春をする罪を犯しているソーニャに対して、仲間意識を抱いているが、全体の認識として、殺人と売春が同等の罪と捉えられていたのかが気になった。
→そうではなく、ラスコリーニコフの誤認。ソーニャの罪は、愛するものを守るための犠牲から。その違いをラスコリーニコフは気づけるのだろうか。
ラスコリーニコフの「選民思想」は、その先に人々の幸福を考えているのだが、それを肯定することは必ずできない。
ただ、ラスコリーニコフは「人々の幸福を考えている」だけに、3巻でその内面にどのような変容があるのか楽しみである。
Posted by ブクログ
ザメートフとゾシーモフがゴッチャになってしまう。3部でのポルフィーリーとラスコーリニコフの議論とか4部でのズヴィドリガイロフとの会話あたりは夢中になってしまう(笑)ソーニャとラスコーリニコフの関係も気になってくるし読むのが楽しいな(笑)
Posted by ブクログ
長大な物語を饒舌な会話の力で一気に押し切るという本作の技法は、現代のエンターテインメントにとっても参考になるだろう。読者にとっては、程よい長距離走のような読書体験であり、読後には大きな達成感が得られる。
ただし、「殺人」というテーマの是非については掘り下げがやや不十分かもしれない。ソーニャへの悔悟に関しても、まだその入口に立ったに過ぎない。
Posted by ブクログ
罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)
(和書)2009年09月25日 16:22
フョードル・ミハイロヴィチ ドストエフスキー 光文社 2009年2月
ソーニャの部屋で聖書を読むシーンが好きなのです。
読み易くとても興味深く読めました。
次の巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
とにかく会話劇!
みんなよくしゃべる。ただ、喋りが突然違うところへ飛んでいくように感じる。「なぜここでそう言う?」と思うことがよくあった。
話はだいぶ展開してきた。
ラスコーリニコフの老女殺害の動機につながる「選民思想」。ドゥーニャの婚約者ルージンの考え方と婚約破棄。スヴィドリガイロフの登場。ポルフィーリーとの対決(?)とそこで起きたハプニング。こういったことは伏線であり、第三巻で回収されるのだろうか?
Posted by ブクログ
初見なのでポルフィーリーの駆け引きについて理解できずに読んでいました。実際には約束を守る誠実な人なんだろうけど、最初なのでよくわかりませんでした。
主人公についての思想が明らかになり、更にソーニャとの出会いで一縷の望みがでてきました。