あらすじ
目の前にとつぜん現れた愛する母と妹。ラスコーリニコフは再会の喜びを味わう余裕もなく、奈落の底に突きおとされる。おりしも、敏腕の予審判事ポルフィーリーのもとに出向くことになった彼は、そこで、背筋の凍るような恐怖を味わわされる。すでに戦いは始まっていた! 予審判事との駆け引きで明かされるラスコーリニコフの「殺人思想」とは? 犯罪小説の雄、戦慄の第二巻。
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Posted by ブクログ
長大な物語を饒舌な会話の力で一気に押し切るという本作の技法は、現代のエンターテインメントにとっても参考になるだろう。読者にとっては、程よい長距離走のような読書体験であり、読後には大きな達成感が得られる。
ただし、「殺人」というテーマの是非については掘り下げがやや不十分かもしれない。ソーニャへの悔悟に関しても、まだその入口に立ったに過ぎない。
Posted by ブクログ
罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)
(和書)2009年09月25日 16:22
フョードル・ミハイロヴィチ ドストエフスキー 光文社 2009年2月
ソーニャの部屋で聖書を読むシーンが好きなのです。
読み易くとても興味深く読めました。
次の巻も楽しみ。