あらすじ
弟夫婦と一緒に暮らしていたはずの母親が突然小宮(こみや)家にやってきた。しかも母親は認知症。キャリアウーマンの妻と、気ままに生きる娘は介護に関わろうとせず、家族の間の溝は深まるばかり。しかし、小宮は母親への愛情があって見捨てることができない。そんなとき、いつでも明るくお年寄りを敬うことを忘れないフィリピーナのヘルパーに出会い、母親に、そして小宮一家に笑顔が戻る。しかしそこには、介護の現場で働く外国人の厳しい現実もあった。
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Posted by ブクログ
介護を取り巻く現実を考える上で、かなりおススメの1冊です。
この1巻だけで問題の深さや種類についてさわりかもしれませんが、知ることができ、考えることができます。
ケアギバー編 タイトルを見たときは???でした。
しかし、この巻は、介護の根本的な問題や、介護の世界に外国人を受け入れることのむずかしさ、日本にある外国人に対する差別問題、認知症の高齢者を受け入れきれない日本社会など
かなり考えさせられます。勉強にもなりますが、胸打ちます。引き込まれます。
私が2009年読んだ中ではこれがベストでした。
Posted by ブクログ
20070531
新刊が出るたびに、母とふたり、奪い合うように読んでいます。毎度、親子そろって絶対に泣いてます…。
もっと現代人が読めば良い本?1、だと1巻の時から思ってます。
Posted by ブクログ
仕事が欲しい外国人を当てにするという国の方向性…
介護に限らず贅沢に慣れ切った日本人が好まない(でも必要な)職業をひどい待遇であてがうやり方はもとから気に入らない。
国民性も違う見慣れない外国人を受け入れにくいのはむしろ当たり前だ。
必要なのはお互いを理解しあう場を設け、選択できること、十分な待遇があることだ。
それって、ただの理想論なのか?