【感想・ネタバレ】コウノドリ(23)のレビュー

あらすじ

両親に新型出生前診断を受けるよう勧められて揺れる夫婦。ペルソナ以外の場所で、すでに診断をすませてきた夫婦。出生前診断を受けるにあたっては正しい知識を持つことが大事だが、十分にその認識が広まっているわけではない。

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出産は、奇跡である──。

出産には、保険がきかない。なぜなら、出産は病気ではないから。
しかし、絶対に安全な出産など、この世には存在しない。
産む側も産まれる側も常に命懸けで、2020年には全世界で20万人以上の妊婦が出産で命を落としている。

そんな“命を授かる奇跡”と“命が誕生する現場”に関わる人々を真摯に描いた『コウノドリ』。
主人公のサクラは、生まれてすぐ母を亡くし、乳児院と児童養護施設で育ちながら「生まれてきたすべての赤ちゃんに”おめでとう”と言いたい」と願う愛情深い産科医。その一方で、情熱的な演奏をする謎多き天才ピアニスト・BABYの一面も持ち合わせた人物である。
そのミステリアスなサクラが、出産のリスクやアクシデントに直面しながらも、お母さんと赤ちゃんの命のために奮闘して、真剣に寄り添う姿に何度も心が揺さぶられる。

2015年、2017年のテレビドラマ化でも話題を呼んだ、奇跡の物語。
母から生まれたすべての人に、読んでいただきたい。

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mac

ネタバレ 購入済み

出生前診断

・新生児出生前診断を受けている人:高齢出産に不安、染色体疾患の子供を産んだことのある人、
ハイリスクを指摘された人など。
・出生前診断を受けてもらう前に、カウンセリング→染色体異常があった時には、どうするか十分な話し合い
→その結果、妊娠継続をすると決めた夫婦のほとんどが検査をすること自体を辞める
・出生前診断を受ける人のほとんどが、お腹の子に何かあったら、中絶すると決めている。
とはいえ、その決断に到るまでの悩み、苦しみはある。決めた後も苦しんでいるのかもしれない。
それでも、自分たちを責めながら、短い時間の中で中絶することを決める。
それを『命の選別』と決めつけてしまうのは雑で乱暴な話なのである。
・出生前診断には、『男の子か女の子か』、超音波検査、羊水検査、絨毛検査、母体血清マーカーなどがある。
・新型出生前診断:妊婦から20mlの採血を行う→赤ちゃんの染色体異常の確率を出す
(あくまで確率であって、絶対的なものではない)
・13トリソミーや18トリソミーの場合、さまざまな発育障害と重度の知的障害が生じる。
1歳の誕生日を迎えられる赤ちゃんは10%くらい。
・21トリソミー(ダウン症)だと、運動や知的能力の発達がゆっくり。
合併症はあるものの、(合併症に対する)治療法もあり、平均寿命は60歳近くまで伸びている。
・染色体異常:本来2本でペアになっているものが、1本になったり、3本になったり、
染色体の一部がちぎれて欠損したり、他の染色体にくっついたりするもの。
・夫婦の関心や心の迷いは、医学的な説明だけでは解消されない。
その不安や迷いにはゆっくりと耳を傾ける必要がある。
・新型出生前診断で(+)→羊水検査で染色体全般をみて確定診断する

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しのりん、カムバック・・・。ゴローくんの発言力が増したのと、真田先生登場でこの後どう展開するのかな、という感じ。出生前診断は他人がとやかく言える問題じゃないと思ってます。ましてや医師としてのゴローくんの発言はちょっとアウトに近い。個人の意見ならばいいけれど。そういう診断方法が「ある」のが今なんだから、「ある」ことを前提に話をするのは当然じゃないだろうか。無かった頃の話と比較されても、現在進行形で進む夫婦にはあまり意味がないと思うんだけど。真田先生の「安易に・・・」の一言は心に響きました。そうだよね。

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2018年07月01日

ネタバレ 購入済み

命の選択

医療技術の進歩で、
妊娠中から、
赤ちゃんの障害が分かるようになった。

いいような・・
悪いような・・

いろいろな選択肢があり
悩めるお話です。

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2023年04月29日

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