あらすじ
妊娠38週の風間さんの赤ちゃんは新生児仮死で、妊娠26週の井手さんの赤ちゃんは早産でにNICUに入った。新生児科医・白川は風間さんの赤ちゃんについて治療を行うが、なかなか状態が良くならない。新生児遷延性肺高血圧症だと考え、再び治療を開始するが…。
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出産は、奇跡である──。
出産には、保険がきかない。なぜなら、出産は病気ではないから。
しかし、絶対に安全な出産など、この世には存在しない。
産む側も産まれる側も常に命懸けで、2020年には全世界で20万人以上の妊婦が出産で命を落としている。
そんな“命を授かる奇跡”と“命が誕生する現場”に関わる人々を真摯に描いた『コウノドリ』。
主人公のサクラは、生まれてすぐ母を亡くし、乳児院と児童養護施設で育ちながら「生まれてきたすべての赤ちゃんに”おめでとう”と言いたい」と願う愛情深い産科医。その一方で、情熱的な演奏をする謎多き天才ピアニスト・BABYの一面も持ち合わせた人物である。
そのミステリアスなサクラが、出産のリスクやアクシデントに直面しながらも、お母さんと赤ちゃんの命のために奮闘して、真剣に寄り添う姿に何度も心が揺さぶられる。
2015年、2017年のテレビドラマ化でも話題を呼んだ、奇跡の物語。
母から生まれたすべての人に、読んでいただきたい。
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子育ての自信
・「私には…この子を育てる自信がありません」
「…それでいいんです。自信がないということは、この子のことを真剣に考えてあげているということです。
この先、お友達と遊んだり、学校にだって通うことになると思います。
それまでに乗り越えなくてはならない壁が出てくるかもしれません。
ただ・・・そのときは、新生児科医(ぼくら)と一緒に、何度でも、この子のために一生懸命悩んで考えましょう」
・呼吸窮迫症候群:サーファクタント(肺胞を覆っている物質)の不足→肺胞が膨らまない
・「オレが悪いんです…オレの責任っすよ」
「もちろん、そんなのあんたのせいに決まってるわよ…って誰かに言われたいんでしょ?
そういう時って『お前は悪くない』なんて言われても自分のことを責めるだけだし、
だったらむしろ『お前の責任だ』って誰かに言われた方がすっきりするもんよ。
そのあとは、もうくよくよしないで自分がどこで判断を間違えたのか、真剣に考えなさい」
・羊水塞栓症:羊水成分の血管内の流入→ショック状態を引き起こす。
羊水中の赤ちゃんの皮膚や産毛、便などの成分が血管内を詰まらせる。
分娩中や帝王切開中に、突然の呼吸不全、循環不全、DIC(播種性血管内凝固症候群)→
出血が止まらなくなる→妊婦死亡。予測不可能。
・「お産は今日も明日も…毎日ありますからね。みんな引きずりながら、前に進んでいますよ」
Posted by ブクログ
白川がペルソナを退職して大学病院に戻る。調子に乗って看護師の進言を無視した結果、赤ちゃんの状況が悪くなって自分の腕に気付いたから。
小松さんの学生時代からの友達が出産。ついこの前発生した2,3万件に1度という羊水塞栓症であわやという状況に。
Posted by ブクログ
羊水栓塞は初めて聞いた病名。こんな怖いことが起きるなんて。ほんとにお産は命がけ。無痛分娩が今少し話題になっていて、どこかのニュースキャスターが「誤解しないで下さい。無痛分娩は安全なお産です」って言ってて。そういう安易な「安全」振りまかないで欲しいと思ってました。どんな分娩でも出産は命がけだし、奇跡だし。年齢や初産、経産婦、どんな人も怖がらずにこの漫画を読んで欲しいと思います。リスクは下げられると思うから。白川先生、頑張ってたのになぁ…。でも更に先に!だからいいのかな。ドラマも楽しみ。出演陣豪華すぎ♪
羊水塞栓症
オペ室の血圧だらけ
怖いですね。
命との戦いだねー
武田さんは助かって🥲良かったね
小松さん
何が起こるか分からないお産。
頑張れ妊婦さん