あらすじ
解放せよ。この後ろ暗い金を、今こそ人類のために。命と引き替えに託された男たちの思いをただ一人受け止め、世界に挑む捨て身の戦い。次巻完結! 最終巻『人類資金7』2014年初夏刊行予定。完結記念『限定版 人類資金7』刊行決定!『人類資金』誕生前夜に福井晴敏によって書かれたフルボリューム・プロットを、創作秘話を明かす著者コメンタリー付きで完全公開する特別冊子『人類資金0』と2冊セット。通常版と同時刊行
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Posted by ブクログ
前半めちゃめちゃ退屈でした。
美由紀がどうして今の立ち位置にいるのかとか暢人とのなれそめとかこれまでの美由紀の人生を振り返るような。
なぜ退屈に感じたかというと、美由紀が「おんな」なんですよね。冷静に小隊を率いて体術にすぐれ銃火器も操る美女。
それが、ただただ暢人に対しては「ただのおんな」なんです。がっかりしましたよぉ~。
ものすごい努力をして才能を磨き、あらゆる計算と判断の上で行動してきたクセに はぁ?
それで読み始めて数か月放置した。
でも本読みの読み終えたい根性が出てきて再開したら中盤以降美由紀が目覚めるじゃないですか!真舟とか石に触発されたのか。遅いわっっっとは思ったけど、俄然面白くなってきてさーーーラストって思ったら、なんとまだ最終巻があったのね。
まだ入手できておらず、お預けとなりました。
早く買おう。
Posted by ブクログ
ラスト前の一冊。前巻で計画が全て終わってしまったような絶望の中からのスタート。日本経済の歴史なんかも織り交ぜつつ人類資金をめぐる笹倉家の人間模様を描いていく。過去の悲劇の思い返しがほとんどなので全体的に暗く説教くさい感じ。
ただし、ラスト付近では逆転に向けて行動を移すメインキャラ達が活き活きと描かれていて、最終巻への期待が否が応でも高まる。どのように締めくくるのか読むのが楽しみになる。
Posted by ブクログ
幕間劇という感じの巻
最終決戦を前に、それぞれが思いを語るがちょっと冗長かも。
「暴走する資本が弱者を蹂躙する時代」を迎え、情報化で対向するためにM資金が使われるという。カペラという架空の最貧国にネットワークインフラを整え、PDAを配布するというが、、、なんとなく2001年宇宙の旅に出てくるモノリスを彷彿とさせる気が、、、