あらすじ
中学最後の年を迎えたすずに、静岡の高校から舞い込んだ
“サッカー特待生”の誘い。
受けるかどうかなかなか決められず悩むすずに、寄り添う風太だが…。
一方、すずの姉たち3人も、それぞれ恋の悩みを抱えていて…!?
初夏の風が吹く鎌倉の街を舞台に繰り広げられる、
大人気シリーズ最新7巻!!
稲村ヶ崎、佐助稲荷、江ノ電のホーム…読むたびに潮の匂いが蘇る。鎌倉・湘南も吉田秋生さんも大好きな私にとって、まさに俺得な作品です。
29歳・22歳・19歳の姉妹と13歳の腹違いの“妹”が、父の死をきっかけに一緒に暮らすところから始まる物語。1995年発表の『ラヴァーズ・キス』と設定が一部リンクしているので、併せて読むのもおすすめです。
エピソードのそれぞれが、誰もがいつか直面する人生のワンシーンです。死にゆく人との向き合い方、実らぬ恋の終わらせ方、抗えない現実を受け入れる方法…と並べると深刻なようですが、吉田先生のタッチと相まって読後感はとても清々しいです。
モノローグの一つ一つが印象的で、中でも「死ぬために故郷へ帰ってきた人と 生きるために故郷を棄てようとする人 どちらもつらく悲しい」(2巻より)という一節は、ふるさとの意味を考えさせられます。それでも鎌倉は山も海もただ静かに在って、人々を見守り見送る街として描かれています。読めばきっと鎌倉を歩きたくなりますよ。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
・同じ月を見ている
うおおおおお!!! 風太!!!! 告白を延々と先延ばしにして、もうお互いに好意には気付き合っている中学生男女のいちばんおいしい関係でのエピソードを量産している
そうか…… すず、鎌倉を出ていくのか…… ってことは、すずの中学卒業までで終わるのかな。それまでに姉たちの恋愛?にもそれぞれ一区切りをつけて。
風太カッコ良すぎる。カッコ悪いところまで引っくるめてかっこいい。がんばれ。幸せになれ
・パンと女子と海日和
ついに幸とコーチが付き合い始めた! ふたりの会話の雰囲気がいい。男が年下なんだよな
千佳が語り手としてしっかり葛藤するさまが描かれるのって初? 元登山家のおっちゃん親友の葬式で2週間ネパール行ったきり帰ってこないのかな
・あの日の青空
今度は佳乃が坂下課長を仕留めた。山猫亭のおっちゃんナイスアシスト。しかし相変わらず話が重い! 人が死に過ぎている。課長のは想定内だったけど、おっちゃんお前もか。じぶんはこういうの好み(語り方・雰囲気が好み)だけど、こういうのを薄っぺらい、しょーもないと一蹴する人がいるのも理解できる。人の死を「感動」のために安易に使い過ぎていないかと。しかも、カップルをくっつけるための体のいいきっかけとして。
佳乃が坂下課長に行ったように、「死」はつねに日々の生活の傍にある。死と連れ添って人は生きていく。浜辺のロケーションが良過ぎて、話というより風景で泣いてる気がする。
すず達の修学旅行はあっさり終わった。鎌倉の人にとって、古都・京都の街並みはさほど珍しく思えないんじゃないか。そうでもないのか。奈良の大仏も。
さすがに将志をおバカキャラにし過ぎているんじゃ……と気の毒になってきた。
・遠い雷鳴
影の表現がとても好きだ。室内でも野外でも、風景でも人の顔でも。スクリーントーンの使い方のセンス
いきなり不穏になってなんだなんだと思ったら、そういうことか。千佳…… 店長には妊娠を話してないのか。幸の乳がん疑惑とかもあったけど、ここに来てあまり目立ってなかった千佳メインで物語をやるんだな〜なるほど。
大船のおばさんの「大人は子供を守るものなのよ」というお話がとても王道に倫理的でしみじみ良い。
これまですずが最年少にして唯一の「子供」だったけど、さらに幼い子供が家族に加わる可能性……
みんなの恋愛模様
みんなの恋愛がぐんっと発展しました!すずの進路も決まったし一安心なところで、また心配事が。。でも、家族ってそういう波がたくさんありますよね。それをみんなで解決して絆が深まるんですね♡
Posted by ブクログ
福田のおじさんの言葉は、重みがある。
そして、人の心を掴む言葉。
その分、過去に重い体験をされていたのだなと。。
みんなそれぞれの道が開き始めてる。
Posted by ブクログ
月の道
あたしのさびしいとお父さんのさびしい〜
恋を失ったあの日もこんな風に海が輝いていた
クレバスがなんだったのか
話す相手間違うてるのと違うか?
ちゃんと誰か大人に話すこと
大人は子供を守るもの
Posted by ブクログ
幸と佳乃がうまく行くのはいいんだけど、ちょっとタイミングが近過ぎるよなあ…
っていうかそれよりもチカが!妊娠⁉︎
やっぱりやるこたやってたのね…