【感想・ネタバレ】LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花のレビュー

あらすじ

新設部署「特捜地域潜入班」の一員となった刑事・鳴瀬清花。
かつての上官・反町から、潜入班の許へ奇妙な調査依頼が舞い込む。
「青森の旧家で起きた火災の現場から、“変なもの”が発見されたので調査してほしい」――
現場に潜入した清花たちが目にしたのは、焼け残った土蔵に保管された14体の花嫁人形だった。
謎の鍵を握る屋敷の当主は焼死。
人形の秘密を探っていく中で、清花は戦慄の真相に辿り着く!
新ヒロインの警察小説、第2弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

求められて作って、手に負えないからと戻ってくる。
逆にどうしろという感じですね。

家守夫婦が娘を人形にしたのに、その方法を想像しなかったって、んで方法知ったら死のうとしたのがモヤッとする。死んだら人形となって残された娘さんはどうするんだと。

清花さんが桃香ちゃんの音楽会に行けるかどうか結構ハラハラした。
行けて良かったけどまさかの大所帯。

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2024年06月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結果だけ見たら、完全に猟奇殺人の様相を呈しているのに、そうでないのが斬新!

まず、現実に「冥婚」とか「人形婚」という風習があるのに驚きました。世の中は知らないことばかりだと改めて思いました。それにしても、作品の中の人形のように完璧なものができるとしたら、怖すぎる。

保存方法としての剥製の話から、プラスティネーションについても出ていましたが、「人体の不思議」展が、倫理的に問題あって取りやめになっていたのを初めて知りました。当時、人体標本の凄い技術を目にしたのと同時に、献体を望む人間がいることに二重の衝撃を受けたんですが、ここで、そうではなかったことによる三度目の衝撃を味わってしまいました。

現実の衝撃を小説で回収するという、なかなかの体験でした。

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2023年10月15日

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ネタバレ

親が娘と離れたくない思いを具現化する為に人間を剥製にする職人、だが剥製にする方法を知った親は後悔して燃やそうとする。親の気持ちを考えると複雑な話だった

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2023年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新設部署「特捜地域潜入班」の一員となった刑事・鳴瀬清花。
かつての上官・反町から、潜入班の許へ奇妙な調査依頼が舞い込む。
「青森の旧家で起きた火災の現場から、“変なもの”が発見されたので調査してほしい」――
現場に潜入した清花たちが目にしたのは、焼け残った土蔵に保管された14体の花嫁人形だった。
の鍵を握る屋敷の当主は焼死。
人形の秘密を探っていく中で、清花は戦慄の真相に辿り着く!

反町が清花を特捜地域潜入班にしたのは、わかっていたが、なぜ彼から指令が出るのかなっと最初に思ってしまった。上司のままだっけ?
話自体は冥婚や人形婚といった風習が主題に。やっぱり、このシリーズは地域の民俗伝承を主題にするっぽいので楽しみ。

子どもが先に逝ってしまい悲しみの中親が子供を人形にきたものの、親が亡くなってしまったことにより、人形だけが残され、行き場がなくなってしまうという悲しい流れがこの民俗伝承にはあった。

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2023年06月28日

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ネタバレ

今回はホラー要素が増してとても良かった。
何体もの花嫁。想像するだけで、恐ろしく、そして美しいのだろう。
冥婚や、人形婚などの話が大好きで死者の写真の話も出てきたのでこちらはハッピー!楽しい!
当事者にしか分からないが、やっぱり自分が大切な人を亡くしたら同じ事を思う
信じたくなくて、一緒にずっと居たいと思うし願うだろう。
でもそれは、エゴだよねぇ。分かってるけど、、、なんか悲しくなるお話だったね

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人形が出てくるだけで不気味だが、今回は祟りとかのホラー系ではなかったので良かった。大切な人を失ったことからの行為だが、やはり普通には受け入れがたくそこにあれば気持ち悪いだろう。
警察に特捜地域潜入班なる部署があるのを初めて知ったが、なかなかユニークでやりがいありそう。そして、土井班長をはじめメンバーが個性的で、これからもたのしみです。

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2023年11月09日

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ネタバレ

一方的な捉え方で断罪しない、が始まったのでこれもまたもの凄いシリーズになるんじゃないかと期待値が上がっております。面白かった。
加えて、地域の文化や伝統、猟奇度も増し増しです。今回は冥婚・人形婚、マヨヒガに座敷童子。冥婚は世にも奇妙な物語で観た記憶があるのですが、人形婚は初耳。
実物大の花嫁人形は怖い上に、本物使ってるんですか……ヒッとなりました。登場人物たちも、製作のおぞましさ罪深さは感じてるけれども、それを望んでしまった人たちの想いもわかる、というスタンスなので、言葉が変かもしれないですがほっとします。佐藤教授は教授っぽい知的探究心で今回はこの人だけちょっと(「凄い技術なので作り方気になる」はうーん…まぁ教授ってこうだけどさ……)。。
「出戻り」、確かにそうだけどそうか〜となりました。
前回もそうだったけれど、潜入先の地域住民も何が行われてるか知ってて黙ってたり協力したりしてる、というのを追及しないのも好きです。逮捕する班じゃないというのも大きいんだろうけど。
シリーズ開始時のサーちゃんは自分の正義を相手に押し付けてたけど、2作目にしてそれをしなくなったのでこの主人公も好きになれそう。続きも楽しみです。

タイトルの「LIVE」がよくわからなかったけど、アンネ・フランクの引用と世界で最も美しい死体の子のあれか……たぶんこの子は写真見たことあるけど剥製だったのかぁ。ふくふくしててほんと眠ってるだけみたいなのを思うと、取り残されて…みたいな感覚は切なくなります。

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2023年08月30日

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ネタバレ

2023/7/22
独身のまま静かに死なしてくれw
と独身の私はちょっと複雑な気持ちになる。
冥婚と言えばで思い出す話があって話に集中できない。
昔タイに行ったとき日本人と同性婚したという化粧品店店員の男の子がお相手の親族にお祝いの花嫁人形をもらった。
「これ高い?」って写真見せられて「まあ高いよ」って答えてお返し困ってるのかな?と思ってたけど「呪い?」って聞かれて「??」って顔してたらどうも聞きかじりの冥婚と混ざって嫌がらせで贈られたといぶかしんでいたらしい。
お互いカタコトの英語で今ほどネットも早くなくネット翻訳もイマイチで推測だけど。
日本人的にそれはない!と焦って「100%好意!!」って翻訳見せたけどしっかり伝わった自信はない。
うんうん、そう言うよね~みたいな反応ですごい心残りがある。
今ならもっと伝えられたのに。
親族の人、同性婚とは聞いてない可能性はあるけど外国の人と結婚するからよかれと和装の花嫁人形贈ったのよ~
うちの親とかももらったらしいよ。ご年配の方よ。きっと。
そんな高いの嫌がらせで贈らないよ~( ノД`)シクシク…
今からでも伝えたい。ハズバンド誤解を解くのだ。
幸せにしてたらいいな。
という本に全く関係ない話。

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2023年07月28日

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ネタバレ

うう(-。-; やっぱり人形関連は苦手だ。

冥婚は知っているけど、行われていた当初は、ここまでしたのかなぁ……。

ですが、しっかりと明るい方を向いて終わったので良かったわ。

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2023年05月23日

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ネタバレ

いろいろ勉強になりました。
でも、死んでしまった娘を人形に加工して 一緒に暮らすごっこをして、果たして幸せだと言い切れるのかな?
親として、成長しないまま 供養しないまま自分達の悲しみを癒すためだけにしているような気がする。

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2025年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

派手な捕物はないが、それでも怖さや悍ましさがヒシと伝わる作品。

ただ、それ以上に…。

今、世の中にはそこらじゅうにネガティブな事象が蔓延っている。
戦争、病原菌、異常気象(もはや異常とは言えないが…)、経済の悪化と物価上昇、それに伴う犯罪率の上昇…数え出したならそれこそ枚挙に暇が無い。

それでも、
私は逆縁ほどの慟哭は無いと思う。

残されたなら、きっと狂うだろう。

とても哀しい物語。

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2023年06月08日

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