あらすじ
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仲間を心遣う者、仲間の心使う者。
影森家は屋敷に戻り、裏切者のアキオとそのツガイ ヤマノカミからイワンの情報を手に入れようとする。しかしヤマノカミに仕掛けられた罠が爆発しアキオは逃亡。それは過去に滅んだはずの西ノ村の仕業なのか――。一方、下界の東村勢力はユルを確保するため集会を行う。無知を装い参加したハナだったが、その集会場所がヤマノカミと同じ手口で爆破された中、峰山と遭遇し――!?まくれどもまくれどもまだ黒い幕。権謀術数ツガイバトル、第9巻!!
(C)2025 Hiromu Arakawa
山奥の自然に囲まれた村で暮らす少年ユル。
ユルには誰よりも大切にしているアサという双子の妹がいましたが、彼女はお努めと称して座敷牢のような場所で限られた人としか会うことが許されない存在でした。
そんな彼らが暮らす村は下界(村の外)から隔離されており、左右様という神が祀られ、移動は馬だったり近代文明とは縁がなさそうな平和な場所でした。
しかし、突然その平和は打ち破られます。
空にヘリコプターが現れ、銃を持った人間や謎の能力を持った少女が襲ってきたのです。
下界との調整役であるデラに助けられたユルは、自分自身の運命を知ってゆくことになるのですが…。
『鋼の錬金術師』『銀の匙 Silver Spoon』の荒川弘先生最新作!ということで、誰しも期待値が高くなるかと思いますが、その期待を裏切らない面白さになっています!!
今回注目していただきたい面白ポイントを3つ挙げさせていただきます。
・衝撃の時代設定
時代物のような舞台設定だと思って読み進めたのですが、敵の襲来によって突然現代の物語であると解った瞬間に、そうくる!?とテンションがアガりました。
冒頭、ユルが空に引かれた雲の線を「竜の屁」と言い、結界が破られる直前にユル達が「姿の見えない竜」について話しているのですが、恐らくは飛行機のことをそう呼んでいたのだと推測できます。
物語の冒頭で、既に彼らが隔離された世界で生きておりそのすぐ隣には現代都市が存在していたことを示唆しているのには、物語の緻密な設定を感じさせます。
・ハードな展開にコミカルなノリ
荒川先生の作品といえば、随所に散りばめられたキャラクターのノリの良さやボケですよね!
1巻の前半からから、村人が襲撃者に次々と殺されていくというかなりハードな展開になるのでになるのでではありますが、ユルやデラさんのやりとりに思わず笑ってしまいます。
ガブちゃんも敵キャラではありますが、コミカルなノリで憎めないキャラクターとなっています。
登場するどのキャラクターも個性的で生き生きとしており魅力的なところは「流石、荒川先生!!」と言うしかありません。
・物語のスピード感
「東の村で夜と昼が等しい日に、日の出を境に男女の双子が生まれた時、世が割れる」
という言い伝えから、「ツガイ」と呼ばれる存在の使役、敵対する一族と支援者など、色々なワクワク要素が出てきており、1巻だけでも次から次へと舞台が移って怒涛の展開となっています。
ですが、これから更に物語が膨らみ面白くなっていくであろうと予感させる展開ではありますが、まだわからないことだらけです。
最初からフルスロットルのトップスピードのため「何が起きているの!?」と思っている内に世界観に引きずり込まれてしまうのです。
「荒川先生、やっぱり凄い…!!」と誰しもが感じる物語、今後の展開に期待が膨らみます!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
表紙も中身もハナちゃん大活躍で嬉しい。機転が利くし面白いし格好いいなぁ。田寺の父、ロウエイ登場で驚き!まだ目とメガネだけで顔がわからないけど時々見せる目つきの鋭さと服装、性格のギャップがすごくてこういうキャラ好き。醍醐のツガイのサドマゾがめっちゃ怖いけど醍醐は実は優しいし、女子高生の峰山も実はそんなに嫌な子じゃないような気がする。怖いサドマゾも読んでいくと面白いしどんな場面、人でもちょいちょい笑えて楽しい。ただ、アキオ親子と仲間が平和に見えて1番空恐ろしい。アスマと田寺が手を組むのか先が気になる。
Posted by ブクログ
西側のツガイ使いたち。
フンコロガシツガイの主女子高生の峰山。
SMツガイの主醍醐。
西のツガイは変なのが多いね。
んで、先代田寺登場‼︎
ハナちゃんはツガイが非戦闘系な分、格闘強いな!
デラさんと先代田寺ロウエイの再会。
ロウエイさんも波久礼ヒカルのファンかー。
先生ちゃんすごいな。最強。
Posted by ブクログ
今巻はユルもアサも出番が殆どないけれど、三つ巴、四つ巴になって錯綜する各勢力の関係が面白い。こう複雑になってくると、最初は謎だらけだった影森陣営が今や一番分かりやすくも見えてくる。
今巻で一番目立っていた田寺ロウエイは強いし格好良いけれど、さすがに勢力バランスを崩しすぎるので、主人公サイドにあっさりつくことはなさそう。
各陣営ともまだまだ裏がある気配があり、続きが楽しみ。
今回ハナちゃんがカッコよくてサイコーです!
あと顔隠してるからまだ分からんけど、ロウエイさんめっちゃ若く見える。デラさんが35歳だから60前くらい?
今回ユルの出番が全然なかったので次の巻が楽しみー!
Posted by ブクログ
田寺の父、登場。ふざけた格好ながらとても強い。ツガイなしで相手をボコボコにしていく。対する敵のツガイの名は「ドМ」と「ドS」。プリきゅん☆マミたんのオタク語りがあり、最後は影森と東村で手を組もうというアスマからの提案。なんのこっちゃ。
新たな情報がぽんぽこ出てきて、行き先不明の爆走特急列車で振り回されている気分。だけどそれがとても楽しい。
Posted by ブクログ
毎回、前巻の話を忘れたまま読み出すけど最初のページで思い出す不思議な漫画笑
相変わらず荒川弘の漫画のテンポが良くて読みやすい。
具なしチャーハンと、具なしスープと肉なし青椒肉絲が気になって仕方ない。笑
ツガイたちとの戦い方本当面白い〜!
よく思いつくなぁとわくわくしますね♪
東村と影森がキャラクターで繋がったり
痴漢と置換が繋がるなんて思ってもみなかった笑
10巻も楽しみにしてます!
古い西の敵が
裏切ったのは古い西側の敵だった。やつらは昔に捨てた子をうまく丸め込んで、自分たち側に寝返らせた。そして更に新たなつがいが出てくる。そして現れたデラの親父。さあ、これからどうなるのか楽しみだ。
Posted by ブクログ
テンポが良いし、だいぶ話も進んできた感じ。
デラさんのお父さんが登場し結託できそうな流れが
ちょっとワクワクする。
鋼でもあったが、盗聴を警戒してなにげない会話をしつつ
筆談で本論を話すシーンは
登場人物の頭の良さもわかり痺れるので好きだ。
荒川先生の作品は女の子が添えられるだけでなく
きちんと活躍するのも好き。
謎の勢力
両陣営が話し合っても心当たりのない使い手が。
物騒な能力付きで。良い人には見えないが。
今回主人公の影が薄かったけれども、
このヒキだとちょっとワクワク展開。