あらすじ
97階層、98階層の突破により、史上初の2階層まとめての開催となる踏破祭は、
フィールブロンにかつてない熱狂をもたらした。
同時に、"竜の翼"による闇地図使用の醜聞が流れ、熱狂の渦は、暴動という形で"竜の翼"に波及する。
"竜の翼"の関係者としての自覚が、ヴィムをかつての「居場所」へ導く。
そこでヴィムの目に飛び込んできたのは、憲兵に捕えられる団員達、燃え盛るパーティハウス…そして、独り逃亡を図るクロノスの姿だった。
クロノスと視線を交わしたヴィムは、彼の憎悪を感じ取り、
決闘を覚悟するのだった――。
因縁の果てに待つのは執着か、決着か。
シリーズ累計300万部突破の大人気ファンタジー第10巻!!
主人公のヴィムはいつも周りの顔色を伺い、自分を卑下している付与術師。
非戦闘員ながらも仲間のサポートに徹しパーティーでうまくやっていたはずが、ある日パーティーから追放されてしまう。
パーティーでも「雑用係」だったこんな自分の居場所なんかもうない…そう思っていた矢先、最大手のパーティーの勧誘を受け…!?
いつも自信がなさそうで、ミスに怯えて、期待されていると思うと震えて吐いてしまって…
こんなに自己評価が低い主人公見たことないかもというくらい主人公が大変ネガティブ…笑
そんなあたかもダメで力になれなさそうな付与術師なのに、いざ付与術を使うと、
そのあまりの術の複雑さと精密さと強さに周りが大混乱!
自分の居場所なんかないと下を向いて震えていた少年が、
その努力と才能で段々とパーティーの仲間に慕われ、居場所を確立していくのは見ていてとても気持ちが良い。
個人的に付与術を付与してもらう時の掛け声がかっこよくてお気に入りで、
途中からパーティー仲間と一緒に「付与術師ヴィムの付与を承認する!」と心の中で叫んでしまっていた…
パーティーの仲間も段々とヴィムへの(重い)愛が募っていく者が多く、思わずふふっと微笑んでしまう。
「弱いと思われて追放されたが実は最強だった」というファンタジーモノでは王道なテーマでありつつ、
主人公の強さが露見していく流れがワクワクする描かれ方で、かつ、作品のテンポ感も良いので、
テーマに慣れている人こそ違いを読んで味わってほしい!
戦闘シーンの画も非常に巧みで細かいので疾走感があっておすすめです!
作品のテンポ、戦闘のカッコよさ、パーティー仲間のコミカルさ、そして圧倒的主人公のネガティブさ…笑
全部がバランスよくファンタジーモノをよく読む人も初めて読む人も絶対楽しめる作品です。
感情タグBEST3
ついにあいつとの最終決戦が
昔いたパーティーのリーダーとようやく決別をして、今いるパーティーのみんなとも別れを告げて、ついにあいつとの最終決戦に直面する。そうしなければ自分の精神が持たないくらいに破滅に向かっていると思っているが、そうしなくてもすでに精神は破滅に向かいつつあったんだろうね。
ついに…
ここ数巻危惧されていた流れがついに…。
行きつくところまで行ってしまった主人公がどうなってしまうのか、何とももの悲しさを感じる巻だった。
クロノスとの対戦も、非常に切ない流れ。
今後はおそらくハイデマリーもナキリベラを抜け、迷宮と黄昏の梟がメインの話になってくるんじゃないかと思う。
どんどんドツボに嵌っていく主人公に救いがあるのかどうか、ぜひ救われて欲しいと思うけど、可能なんだろうか?
いずれにせよ、今もっとも面白い作品の1つと言える。
次巻の発売が待ち遠しい。
人と関わりをどんどん切り捨てて
人間やめちゃった感がある10巻。
このまま行きつく先は真のエリアボスになってしまうのでは…?
目が離せない展開になってきていますね!
:( ; 'ㅂ';):ヒェ…
闇がふかすぎる…!
術を掛ければ記憶が無くなって行くとか周りからしたら辛すぎる…
ハイデマリー、辛いよねヴィムの事わかってるからこそ辛いよね……
むむ。
結局色々あったけど、ヴィムは性格というか社会性・協調性に難があって独りでしかやれない、ということ?
それが何につながるのかが見えてこないのでワクワク感が無いのだけど...
あと、脳を強化したからといって、小柄な彼が発揮できる強さには限界があると思うのだが...