あらすじ
「夜蜻蛉」による第99階層攻略は、ヴィムによる階層主・角猿の一時撃退という形で幕引きとなった。
角猿と決着がつかないままに、仲間たちから賞賛を受けるヴィム。
「夜蜻蛉」こそが、自分の居場所だと、仲間たちは最高だと、そこに疑う余地などないと。
頭の中に、響き続ける"声"なんて掻き消すほどに。
しかし気がつけば、ヴィムはハイデマリーの制止を振りほどき、第99階層を目指していた。
物言わぬ角猿に本音をぶつけるヴィム、それに応えるかのように角猿はまだ見ぬ姿へと変貌を遂げる!!
戦闘が最高潮に達したとき、視界に飛び込んできたのは見覚えのある"亜人種"の少女で──。
累計200万部突破の大人気シリーズ第8巻!!
主人公のヴィムはいつも周りの顔色を伺い、自分を卑下している付与術師。
非戦闘員ながらも仲間のサポートに徹しパーティーでうまくやっていたはずが、ある日パーティーから追放されてしまう。
パーティーでも「雑用係」だったこんな自分の居場所なんかもうない…そう思っていた矢先、最大手のパーティーの勧誘を受け…!?
いつも自信がなさそうで、ミスに怯えて、期待されていると思うと震えて吐いてしまって…
こんなに自己評価が低い主人公見たことないかもというくらい主人公が大変ネガティブ…笑
そんなあたかもダメで力になれなさそうな付与術師なのに、いざ付与術を使うと、
そのあまりの術の複雑さと精密さと強さに周りが大混乱!
自分の居場所なんかないと下を向いて震えていた少年が、
その努力と才能で段々とパーティーの仲間に慕われ、居場所を確立していくのは見ていてとても気持ちが良い。
個人的に付与術を付与してもらう時の掛け声がかっこよくてお気に入りで、
途中からパーティー仲間と一緒に「付与術師ヴィムの付与を承認する!」と心の中で叫んでしまっていた…
パーティーの仲間も段々とヴィムへの(重い)愛が募っていく者が多く、思わずふふっと微笑んでしまう。
「弱いと思われて追放されたが実は最強だった」というファンタジーモノでは王道なテーマでありつつ、
主人公の強さが露見していく流れがワクワクする描かれ方で、かつ、作品のテンポ感も良いので、
テーマに慣れている人こそ違いを読んで味わってほしい!
戦闘シーンの画も非常に巧みで細かいので疾走感があっておすすめです!
作品のテンポ、戦闘のカッコよさ、パーティー仲間のコミカルさ、そして圧倒的主人公のネガティブさ…笑
全部がバランスよくファンタジーモノをよく読む人も初めて読む人も絶対楽しめる作品です。
感情タグBEST3
おもしろい作品
戦闘シーンの画も非常に巧みで細かいので疾走感があっておすすめです!作品のテンポ、戦闘のカッコよさ、パーティー仲間のコミカルさ、そして圧倒的主人公のネガティブさ…(笑) 全部がバランスよくファンタジーモノをよく読む人も初めて読む人も絶対楽しめる作品です。
コミック版単行本第8巻。
ヴィムくんが99階層のバトルジャンキー仲間のボス猿と脳汁プシャー祭り開催しててあれぇ!?てなったけど。
獣人の子供ラウラを使い潰してた闇クランとかね、そこにつながってくるのか。
謎の声は謎のままだけど、資源としてダンジョンを掘り進むヒト種と、中に入ってくる生き物を餌にするダンジョン側とで、静かな生存競争になってるんかな。
傀儡術ならダンスも剣術もできる系としては、某詐欺女士ル◯ちゃんとかあったね、ラウラもつよつよになるかもなー。
彼はこれからどうなっていくのか
深い階層の中で極限みたいな戦いをする事で気分が最高潮になっていく主人公。このままどうにかなってしまうのかと思っていたら、獣人の子が割り込んできて事態は新たな展開を迎えた。これからどうなっていくんだろう。
匿名
付与術師ヴィムは、その才能を買われ大きなギルドに加入した。
今までと異なり、仲間ができ、能力を認められ、賑やかな生活を送ることに…。
しかし、その生活に違和感を感じ、1人で迷宮に駆け出してしまう。
迷宮でであったボスレベルの魔猿と通じるものがあり、能力を解放し、戦いを開始した!
夢中になって戦っていた時、違法ギルドに所属していたラウラが死にかけているのを発見し、後を追ってきたハイデマリーとギルドに連れ帰ることに…。
違法ギルドのマスターが姿を見せ、ヴィムを誘うが…!?
やっぱり面白い
異世界系として、今最も面白い作品の中の一つ。
物語の舞台は1つの都市と1つの巨大ダンジョンだけなんだけど、その中での掘り下げ・深みがすごい。
この先まだまだ予想できない展開がいくつもありそうで、先が非常に気になるという好循環を生んでいる。
絵は抜群に上手いというほどではなく、かつ主人公は敢えてキモ系にも描いているが、読みやすくギャグシーンのデフォルメも違和感がなくて良い感じ。
ところで、原作の「小説家になろう」バージョンも読んでいるんだけど、セリフまでまったく一致している部分と、設定自体が変わっている部分とが存在するのね。
8巻のラスト部分など、丸々原作にはない展開でビックリ。
でも、このマンガ版も非常に良くできていると思います。
前7巻の発売から5カ月強、この作品としてはいつものペースで最新巻が発売。
ただ、続きが読めるのがおそらく8月後半と言うのはもどかしすぎる。
それほど、先が気になる作品。