主人公のヴィムはいつも周りの顔色を伺い、自分を卑下している付与術師。
非戦闘員ながらも仲間のサポートに徹しパーティーでうまくやっていたはずが、ある日パーティーから追放されてしまう。
パーティーでも「雑用係」だったこんな自分の居場所なんかもうない…そう思っていた矢先、最大手のパーティーの勧誘を受け…!?
いつも自信がなさそうで、ミスに怯えて、期待されていると思うと震えて吐いてしまって…
こんなに自己評価が低い主人公見たことないかもというくらい主人公が大変ネガティブ…笑
そんなあたかもダメで力になれなさそうな付与術師なのに、いざ付与術を使うと、
そのあまりの術の複雑さと精密さと強さに周りが大混乱!
自分の居場所なんかないと下を向いて震えていた少年が、
その努力と才能で段々とパーティーの仲間に慕われ、居場所を確立していくのは見ていてとても気持ちが良い。
個人的に付与術を付与してもらう時の掛け声がかっこよくてお気に入りで、
途中からパーティー仲間と一緒に「付与術師ヴィムの付与を承認する!」と心の中で叫んでしまっていた…
パーティーの仲間も段々とヴィムへの(重い)愛が募っていく者が多く、思わずふふっと微笑んでしまう。
「弱いと思われて追放されたが実は最強だった」というファンタジーモノでは王道なテーマでありつつ、
主人公の強さが露見していく流れがワクワクする描かれ方で、かつ、作品のテンポ感も良いので、
テーマに慣れている人こそ違いを読んで味わってほしい!
戦闘シーンの画も非常に巧みで細かいので疾走感があっておすすめです!
作品のテンポ、戦闘のカッコよさ、パーティー仲間のコミカルさ、そして圧倒的主人公のネガティブさ…笑
全部がバランスよくファンタジーモノをよく読む人も初めて読む人も絶対楽しめる作品です。
感情タグBEST3
解析ジャンキーなヴィムを狙うアウトローな研究集団に拉致られ巻。
世界観の説明を兼ねてる感じで眠い話が多いかな。
ちょいちょい滲み出させてるけど、傀儡術で自分の脳破壊しちゃってるからまた人格の歪みが肥大するんだろうなぁ。
という激戦が予想される次巻。バトル漫画に多い戦闘エフェクトだらけで話進まないゾーンに入らないことを祈る。
匿名
迷宮を攻略していたヴィム達だが、何者かのトラップによりヴィムだけ転移させられてしまう。
研究者気質の集団と出会い、様々な意見交換をしていた所に助けがやってきて、悪質なギルドであると知らされる。
引き続き迷宮の攻略に参加するが、己への期待がプレッシャーに…。
そこへフロアボスの出現が重なり!?
今度の敵は手強そうだなぁ
今や所属している団体の中でも有名人になり、怖いもの無しの主人公だけど、新たに出会って冒険に出たメンバは、強い上に、その組織は何をやっているかはわからない、不気味な存在だ。気をつけろよ。
うわぁぁぁヴィムぅぅぅ謎が謎呼んできたぁ
何処まで優秀なんだろう彼は…
次は角猿との一騎打ち!
ドキハラが止まらない!
どこまでが?
なんか世界の核心に迫るかのような展開!?かと思ったら?
読者としても何を信じたらいいのか状態だが。
あと一話分ぐらいボリュームほしいなー。