あらすじ
「傷モノの娘だ。ちょうどよい」そう言われ、
山の主である大蛇のもとに供物として嫁いだ少女ミヨ。
喰われるのではないかと怯えるミヨだったが、
大蛇は夫婦になれたことを喜んでいる様子。
しかし、大蛇の愛情表現は人間のそれとは大きく異なり――
異種族ゆえのすれ違いを耽美な筆致で描く、ピュアな異類婚姻譚。
大蛇に嫁ぐってどういうこと!?
いろんな妄想が駆け巡りますが、本当にそっくりそのままのお話です。
「山の主 大蛇様」は、ずっと長い間、山奥で一人(一匹?)っきりで暮らしていたため、
「ミヨ」が嫁いだ初日から、二人でいられることの幸せを感じ始めます。
一方のミヨはというと、1か月以上食事をしなくなった大蛇を心配しながらも、
「このまま●んでくれたら・・・」と、ふと脳裏をよぎる自分自身が恥ずかしくなっていました。
それもそのはず、大蛇様はミヨのことをいつも気にかけ、とても優しく想ってくれるのです。非常に懐の深い大蛇様です。
大蛇ですから、食事はもちろんウサギやタヌキなどの小動物に始まり、もっと大きな動物を食すことも。
そんな人間の生活とは違いすぎて受け入れられない所がありつつも、大蛇様の優しさにミヨの心が少しづつほどけていく様子をどうぞご覧ください。
そして今後の大蛇様との生活は・・・
忘れかけていた日々の小さな幸せと、周りの人達のありがたさにあらためて気付かせてくれる一作です。
※爬虫類が苦手な方はご注意ください。
感情タグBEST3
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ずっと気になっていた作品。
何となく、ファンタジー作品なのかなぁ〰と思っていましたが、違いました。
大蛇様は見かけは大きくて食べ物も普通の蛇の様な、生き物を丸飲みしたり体で締めながらバキバキ言わせて飲み込んだりとホントに大蛇ですが、
言葉は話せるし、嫁のミヨを好きで可愛がっているのであとはミヨの気持ちが大蛇様に向けばラブラブ夫婦なんですけどね~。
無料分だけですが
読んでて面白かったです
大蛇様もみよも同じ境遇だったのかなと思うと今後の夫婦生活に期待
みよの村での過去編やたぬきの友達とのこれからも気になるので購入しようと思います
大蛇様かわいい
大きい大蛇様も小さいときの大蛇様もかわいい…
ミヨちゃんと仲良くなれて良かったですね(*´ー`*)
2巻も楽しみ!!
なんかいい。
ただ、お坊さんが気になる。
できたら、大蛇さまには死んでほしくない。
この先が気になり、2巻になるであろう分冊版で先を読みましたが、、かなり面白かった!!満足。
温かい命のものがたり
大蛇様の優しさと孤独、ミヨのひたむきな素直さに感動しました。
はじめは大蛇さまの捕食を残酷と捉えていたミヨでしたが、自身が生きるために鹿の命をいただいた場面は多くの人が誤って認識してしまっていることを教えてくれた気がします。
誰もが別の命をいただきながら生かされている、という当たり前の大切なこと。
また、脱皮前の変化の様子などは創作ではなく事実に忠実で、作者様も蛇の飼育経験があるのかな?と思いました。
私自身も大型蛇を飼育しています。
こんなふうに喋ってくれたらいいのに、とほほえましく、時にホロリと涙しながら読ませていただきました。
続きが楽しみです。
異類婚姻譚
人間と大蛇との異類婚姻譚。
ネットのバナー広告を見て興味を引かれ購入。
次も買う。
シュールと言うのかな。端的に面白かった。
ミヨはもちろん大蛇を怖がってるんだけど、それをきちんと大蛇もわかっていて、ちゃんと待っていてくれたりする所が良かったというか。
大蛇が優しくしてくれるの本当にいい。
個人的には大蛇とミヨがどうやって致したのかが気になるところ。
純愛?
WEB広告で気になって読みました。
イラストは苦手な部類だけど、素朴な話で、ファンタジーな純愛だと思います。
大蛇とミヨ、ようやく心が通じ合えたけれど、旅の僧の存在が気になります。