あらすじ
濡れ衣で後宮から花街へと追放されてしまった「白豚妃」珠麗。泣き暮らすしかない境遇――をばねに、貧民窟の若頭の礼央の保護のもとで、思いのほか充実した生活を送っていた。
しかし、苦労に磨かれ別人のような絶世の美女になった彼女は後宮に再収容されてしまう!
「バレたら処刑だわ!」珠麗は懸命に後宮からの脱走を図る。だが、脱出行動が裏目に出たり、花街と貧民窟で鍛えた処世術が役立ちすぎて、冷酷なはずの郭武官にうっかり妃候補として取り立てられるほど活躍を重ねてしまい――?
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(2021年7月時点の情報です)
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匿名
面白い~!!
主人公が明るくてお人好しで、頭の回転がいいのにちょっと抜けてて、それを自分でツッコミを入れるという…愛すべきキャラクター。面白くて一気に読んじゃいました。1つだけ難を言うなら、タイトルがイマイチ内容を想像しにくくしてて、もったいないな~と思います。
逞しいヒロイン
冤罪で後宮を追われ花街の肥桶洗いにまで落ちたヒロインですが、悲壮感はなく逞しく生き抜きます。
白豚と揶揄された太った体も痩せて、絶世の美女になったヒロインが女官狩りで再び後宮に舞い戻ったという設定。
どうにかして後宮を去りたいヒロインの奮闘ぶりが面白いです。
テンポがいい!
会話のテンポや話しの展開が小気味いい感じで、あっという間に読めてしまう。一生懸命失態を演じようとすればするほど、相手には逆に受け取られてしまう展開は思わず吹き出しそうになる。ヒロインが選ぶのはどちらになるのかスゴく気になる。
文句なしに面白い!
「ふつつかな悪女…」を読み、同じ作家さんの作品が読みたくて購入しました。
これはもう、買って(読んで)正解!
作家さんは不屈の精神を持つヒロインが好きなんだろうと感じさせられるけど、当然ながら違うタイプのヒロインこら目が離せない。文句なしに面白い作品だった。
最終的に武官と頭領のどちらと結ばれるのが気になるところ。まとめ買いしたので、これから次巻を読み始めます
Posted by ブクログ
goya626さんの感想を読んで手に取った本です。
何をやっても裏目に出る(客観的にはいい方向に転んでいるように見える)珠麗。アンジャッシュのすれ違いコントのような、落語のような展開がたまらなく面白い。
それでいて、ほろりとするような展開もあり、ずっと応援したくなる主人公です。
久しぶりに読むのが楽しみな本に出会いました。
どうも二巻で完結のようなのですが、すぐにでも続編を読みたくなる物語でした。
じゅじゅさん、
楽しい♪
以前、紙の書籍で読んで電子書籍で二度目の筈なんだけど…
新鮮に面白い。巻末の読み切りも、中身初見な気がする。
嬉しい驚き♪
ドロドロになるかと思ったら
最初読み出した時は主人公があまりにも酷い仕打ちを受けたから、この先ドロドロとした復讐劇でも始まるのかと思っていたら、なんか違う。えっこれは一体どういう方向に進むのかなと思ってたら意図せず出世コースに。ってあらすじにあったから無理ないかと思ってたけど、なるほどそういう事ねと面白いなぁと読んでたのに、つづきってめっちゃ気になります。
Posted by ブクログ
どんな重苦しいところから始まるかと思いきや、なんだか読んでいても珠麗、もとい珠珠の行動一つ一つに、他のキャラ同様絆されて何か和む。どうなっていくかまだ見えないけど、続きが楽しみ。
楽しい
ニヤニヤにまにま口元が緩んでしまって、通勤中に楽しいひとときを過ごせました。続きが早く読みたい🎵気持ちの切り替えの速さが持ち味の素敵な彼女。幸せになってほしいなぁ。
Posted by ブクログ
後宮は女の園……純真無垢な人は生きていけないんですね…。
死に戻りの転生物かと思ったら、普通に出戻り人生でした!
出戻りとは違いますね……無理矢理戻されたって感じですね。
逃げ出そうとすればするほど、どんどん深みにはまっていくんですね…。
色んな環境で揉まれたせいで、図太い神経持ったものの根本はいい人なので、人に好かれちゃうんですね。
逃げ出すチャンスは何度でもあったのに、その全てのフラグをバッキバキに折られてしまうのは…なんか可哀想です。
いつか自分の正体がばれてしまうのではないかと……。
ばれたときの周りの反応を見てみたいです!
次作も面白く読みます!
Posted by ブクログ
いやはや最高に笑えて馬鹿馬鹿しくて、ちょっとほろりとするお話。無実の罪を着せられて、後宮を追い出された珠麗(珠珠)は後宮妓楼で肥桶番になったが、天来の一途さと賢さとちょっとおまぬけな人の好さで、たちまち周りの人間の心をつかみ、次に貧民街でも与えられた仕事に邁進する。人攫いに逢って後宮に戻るが、早く後宮なんかを去りたい本心とは反対に、着々と周りの信頼を得てしまうのだ。非常に魅力的な主人公だ。敵役の妃姫の楼蘭や太監守長もばっちし悪玉で面白い。
Posted by ブクログ
ふつつかな悪女が面白かったのでこちらも読んでみたけど、ヒロインの明後日の方向への暴走っぷりが愉しかった。
ヒーローが二人出て来るのは(おそらく、皇太子とあの影がそうだろうと思われる)ふつつかな悪女と同じ方向性なのかな?
内容は面白い
作者買いした作品でしたが面白かったです。続き物なので早く続きが読みたいのですが、挿し絵が1枚もなくて驚きました。
この絵はあるかな?と楽しみにして読み進めたのに結局一枚も出てこなかったのが残念でした。
表紙がが綺麗だったので…
痛快後宮小説
後宮もの好きで結構読んでますが、こんなに新しい切り口の後宮ものは初めてでした。
主人公が目的のためにやることすべてが、余計なお世話的に裏目に出て良い結果を生み出す中、主人公の心のツッコミの叫びが大変面白く…。一気読みです。
2巻早く読みたいです。