あらすじ
濡れ衣で後宮から花街へと追放されてしまった「白豚妃」珠麗。泣き暮らすしかない境遇――をばねに、貧民窟の若頭の礼央の保護のもとで、思いのほか充実した生活を送っていた。
しかし、苦労に磨かれ別人のような絶世の美女になった彼女は後宮に再収容されてしまう!
「バレたら処刑だわ!」珠麗は懸命に後宮からの脱走を図る。だが、脱出行動が裏目に出たり、花街と貧民窟で鍛えた処世術が役立ちすぎて、冷酷なはずの郭武官にうっかり妃候補として取り立てられるほど活躍を重ねてしまい――?
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(2021年7月時点の情報です)
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Posted by ブクログ
とても面白かった。あまり期待せずに読んだのだけれど。
珠麗は後宮の下級妃であまりのふくよかさに「白豚妃」とあだ名されていた。友人の妃 楼蘭の子を流した(流産させた)罪を着せられ、胸に焼きごてを推されて妓楼に入れられてしまう。ふくよかで焼きごて入りなので、客を取るのではなく、肥だめ桶の係になってしまったが、そこでも素直で実直な性格から妓楼の中でも明るさと朗らかさを周囲に与えていく。しかし妓楼が焼けてしまい、楼主から貧民窟に出されてしまう。貧民窟で裏稼業を手伝い、そこでも知識を得ていく。裏稼業と貧民窟の元締め礼央にも目をかけられるが、女官攫いに遭って、後宮に逆戻りに…。4年後の後宮では楼蘭は寵妃となり、皇太子のための後宮を作る揺籃の儀が行われるところだった。しかし白豚妃と分かってしまったら、処刑されてしまう、と焦った珠麗はなんとか女官を不合格になろうと画策する…
この作者さんの別の本をコミックスで読んだことがあった。その時も面白いなと思ったけれど、そちらはとても長くて、読み切れないなと思っていた。しかし、こちらは上下巻で終わるようだ。悪人が誰かも分かっているし、なぜそうしたのかも、分かっているので、謎解き感はないのだけれど、珠麗のやることが悉く裏目に出てしまうのが笑える。