あらすじ
チェス大会での侵入者騒ぎをよそに、第二王子のお披露目のため学園祭は強行……そんな状況を不審に思いつつ、モニカは悪役令嬢や〈結界の魔術師〉と護衛計画を詰めていく。
しかし準備は万端かに思われた当日の朝、七賢人〈深淵の呪術師〉から学園に呪具が紛れ込んだと報せが舞い込む!
殿下の護衛、呪具の回収、正体の秘匿――モニカにとって最初で最後の学園祭を無事に乗り切ることはできるのか!?
魔女最大の危機に協力者が集結する、極秘任務・第四幕!
【シリーズ続々重版、魔女ファンタジーの新定番! WEB版から大量加筆で、怒涛の学園祭編が開幕!】
※本作品の電子版には本編終了後にカドカワBOOKS『異世界ウォーキング ~エレージア王国編~ 』(著:あるくひと)のお試し版が収録されています。
最強だけどコミュ障なポンコツ魔女が頑張る学園ファンタジー!
主人公の少女・モニカは極度の人見知りで恥ずかしがり屋。
人前で言葉を発することすら難しいが為に、喋らなくても魔術を使える「無詠唱魔術」を世界で唯一会得してしまった天才肌。
〈沈黙の魔女〉として王国の七賢人として選ばれた彼女に、ある日与えられた任務。
それは生徒として学園に潜入し、密かに第二王子の護衛をすることだった。
「む、無理っ、絶対無理ぃぃぃっ」(両手で顔を覆って項垂れるモニカ)
対人恐怖症のモニカにとって学園での生活は容易なものではなく、ましてや王子の顔もわからない。
任務に失敗したらと思うと頭をちらつく「処刑」の二文字。
モニカの明日はどうなっちゃうの~~?
この作品はそんな彼女の学園での様子を描いたものとなっています。
チート級スキル「無詠唱魔術」もちょいちょい行使しつつ、ビクビクしてばかりじゃ駄目だと健気に頑張る姿はつい応援したくなります。
好きなものについて語る時だけは妙に饒舌になる、天才だけど難あり少女の魅力の詰まった1作です。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
学園祭が開催される中、呪具の捜索や舞台でのトラブル、学園に侵入者などさまざまなことに巻き込まれるモニカ。
戦闘の末、学園祭終盤に倒れるもシリルやフェリクスとダンスを踊る。
物語の終わりにブリジット嬢がモニカやフェリクスを見ていることも気になる。
次巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
文化祭編。内容的にはそんなに進んでないような気が。
会長と副会長との三角関係になってきた。
私は副会長のシリルが好きなんですが、まぁ、くっつくことはないだろうな…前も言ったけど。
前回から少し間が開いたので登場人物との関係性を少し忘れてました。
新しく登場した「深淵の呪術師」のキャラがとても良かったです。イラストもかっこよかった。
匿名
ケルベック伯爵家
いよいよ学園祭!
同じ七賢人の〈深淵の呪術師〉から、学園に流入してしまった呪具探しを頼まれてしまい…
今回はケルベック伯爵家が輝いてる!!
ケルベック伯爵家の方々にはもっと活躍して欲しかった…
モニカの人間としての成長が著しい、しかしそれ故に…