あらすじ
「死王が生まれた」大光帝国の後宮は大騒ぎになっていた。
謀殺されたと噂される妃嬪の棺の中で赤子の遺体が見つかったのだ。
皇后の命を受け、騒動の沈静化に乗り出した美貌の宦官・延明(えんめい)の目にとまったのは、
幽鬼騒ぎにも動じずに居眠りしてばかりの侍女・桃花(とうか)。
花のように愛らしい顔立ちでありながら、出世や野心とは無縁のぐうたら女官。
多くの女官を籠絡してきた延明にもなびきそうにない。
そんな桃花が唯一覚醒するのは、遺体を前にしたとき。彼女には、検屍術の心得があるのだ――。
後宮にうずまく数々の疑惑と謎を検屍術で解き明かす、中華後宮検屍ミステリ!
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Posted by ブクログ
今回初めて中華モノ?後宮モノを読みましたが、個人的にはすごく面白かったです!
聞きなれないワードがたくさんあり、なかなか理解が追いつかないときもありましたが、そこはあまり深追いせずに読みました笑
真相を知った上で再度読んでも面白そうですね。
桃花と延明の今後の関係にも期待です!
めちゃめちゃおもしろい!
Twitterから漫画の方の宣伝が流れてきて、試しに読んだらハマってしまって原作も読みたくなって購入してしまいました!
すごくおもしろいです!主人公の桃花が普段はどこかふわふわとしていて抜けているのに、検死のときにはガラリと雰囲気が変わるギャップがとても好きでした!
次巻も買おうと思います!
Posted by ブクログ
表紙の絵と中身に少々差があり
最初は少し戸惑った
宦官がだんだんとほのかな恋心を抱き始めてる
気がする
検死に関してはかなり具体的で
緊張感がある
Posted by ブクログ
後宮を揺さぶる怪談。
謀殺された妃嬪が死後に赤子を産み落とし、赤子が死王となって復讐のために夜な夜な後宮を這い回るという。
皇后の命で噂の沈静化に呼ばれた宦官の延明は夜警の途中、不審な死を遂げた宮女と遭遇。
夜警に駆り出されていた女官、桃花の慧眼に、延明は彼女に助言を求めるようになるが。
過去に冤罪で心身共に傷を負った延明と尊敬する検屍官の祖父を失った桃花。
皇后と寵姫の権力争いの中、後宮内での不審な死の真相を探っていく。
妃嬪の機嫌で待遇が大きく変わる緊張感、表立って動けないもどかしさ。
グロテスクなシーンも多く、軽いラブストーリーと思って読み始めたら、ドロドロで悲壮な展開。
ぐうたら女官の桃花だけど、のんびりな空気はほぼないし。
これから延明の立場も変化しそうだし、桃花もどうなっていくのか、気になるけど続きを読むのに覚悟がいるなあ。