【感想・ネタバレ】春夏秋冬代行者 春の舞 上のレビュー

あらすじ

「春は――無事、此処に、います」
世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。
いま一人の少女神が胸に使命感を抱き、立ち上がろうとしている。四季の神より賜った季節は『春』。母より授かりし名は「雛菊」。十年前消えたこの国の春だ。雛菊は苦難を乗り越え現人神として復帰した。我が身を拐かし長きに亘り屈辱を与えた者達と戦うべく従者の少女と共に歩き出す。彼女の心の奥底には、神話の如く、冬への恋慕が存在していた。
暁 佳奈が贈る、季節を世に顕現する役割を持つ現人神達の物語。此処に開幕。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙に惹かれて読み始め
冒頭からおもしろそうっとわくわくした
60p
なずなちゃんの雪かきって...
ある意味雪かきではあるけどゾワッってしたなずなちゃんは素直なだけ異常だけど理解はできるかも
よかった儀式成功して狼星かっこよき
代行者つらい任務が重すぎる命かかってる
神様になりかけてた雛菊様を救ったのは従者さくら
特別な絆できるよなー
誰かのために命かけるってかっっこいい
216p
春の里都合よすぎ
220p
心が痛いでもよかった挿絵がよすぎる
雛菊様は自己犠牲しすぎもっと他の人を頼って

286p
雛菊様つらいことでも自分と向き合ってえらい
368p
先代の代行者が雛菊母で子を守るために自殺し結果雛菊は酷い目にあう
さくらがいてよかった。つらいなー
385p
雛菊は過去に経験してるから未来を予測できる代行者とて子どもじゃん
誘拐だの殺人だのつらすぎる
狼星も雛菊も代行者だからなのか命をかけすぎる
読み終わって感じたこと
この物語が好き無我夢中で読んでた

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2024年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【購入本】 暁 佳奈先生の本を読むのはこれが初。四季の代行者と、その従者たちによる、過去・現在・未来の物語。表紙の感じからはとても想像できないような痛ましく重い話。否、''記憶''と言った方が良いのか。──「しなないで、生きてくれますか」'';始まりの季節''は、冷淡で、そして脆い。''認める辛さ''は本人にしかわからないから。さくらの相反する強い想いも切ない。(特にP.226) 書きたいことが多すぎて、やっとまとめられた今回の感想。読後、気持ちの整理に時間がかかった。下巻はどうなるだろうか。

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2023年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても面白いです。まず、絵がいい! そして、内容もいい!キャラクターが生き生きとしていて読んでいる側が感情移入させられる。本当に春夏秋冬代行者がいたらどんな感じだろう、と想像したくなるお話。

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2023年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは!
なんとも胸が締め付けられる物語。
それでも先を読む手が止まらない。
久々にこんなにも強い”想いの物語”に出逢った気がする。

四季の神の代行者となった人間がいる世界のファンタジーなのだけど、十年前に春の代行者が攫われた事実から始まる物語は、初めから悲痛な状況と境遇がこれでもかと描かれて容赦なくこちらの胸を締め付けてくる。
その過去に傷ついたもの。後悔するもの。自分を許せないもの。周りを許せないもの。
それらが相まって物語は基本シリアスだ。
せめて戻った春の娘雛菊やその護衛官のさくらに幸あれと祈らずにはいられない。

けれど繰り返す襲撃と誘拐事件。
そして立ち上がる十年前の当事者たち。
下巻ではきっと彼女・彼らの勇気と戦いと再生の物語が描かれるに違いない。
そう期待している。

それにしても四季庁や国家保安部はあまりにポンコツ過ぎではないだろうか? 
これ以上、雛菊やさくらを泣かすなら許すまじ!(いや、ほんとに)

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2022年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラノベなのがもったいないくらい面白かった。
世界観が良かった。それぞれの主従関係の執着の仕方がなんとも。
泣けるって聞いてたけど、私は別に泣くところなかった。
賊が本当にムカつくというか、人間の嫌なところがよく出てると思いました。
皆勝手なことばかり言う。春の里の人も結構嫌い。
神様に役割返せばいいのに。
上巻では反撃開始までだったので下巻でガンガン派手にやっていただきたいですね!

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2024年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっとずっと気になってた本です!
久々のラノベで読みやすく、贅沢にまるまる1ページを使った描写に2ページを丸ごと使ったイラスト、時折現れる黒字に白の文。全てが本作の雰囲気を作り上げていてとっても素敵でした。

お話は10年前に誘拐され、一族にも見捨てられ長らく行方不明だった春の代行者が戻り、各地に春をもたらすところから始まります。

楽しかったのですが胸が張り裂けそうな描写が多く、苦しいのに一気読みしてしまいました。
登場人物のほとんどが繊細で触れたら今にも崩れてしまいそうな、そんなギリギリで支え合っているのが逆に美しい世界観を作り出していたような気がします。

春の代行者様が関わる描写や情景は美しくとても綺麗なのに、何度も描かれる過去が笑えないほど辛いです。
他の登場人物も絶望や孤独…代行者様は自由に生きることは出来ないけれど、人間で感情もあるのだと考えたら涙が止まりませんでした。

まだ上巻ですがかなり泣いたので、下巻で春と冬が再会したらどうなるのか…とても楽しみですが、もう少しエネルギーを貯めたら読もうと思います。

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2022年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

10代の頃に読んでいたらもっと刺さったかもしれない。
良く言えばキャラクター心情描写が丁寧、悪くいえば心情描写がだらだらと長い。
あまりキャラクターに感情移入出来なかった。

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2025年02月08日

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