あらすじ
半グレvs.暴力団、殺し合う毒蛇たち――
半グレに潜った神馬と、暴力団に潜入した周藤が、いきなり対峙!
政界、暴力団、半グレ……組織の垣根を超えた凶敵の正体とは?
爽快!大人気警察アクションシリーズ最新作!!
闇夜の倉庫街に抗争の炎が上がる! D1の黒刀遣い神馬は指令を受け、池袋の裏社会を牛耳る半グレ組織“フェイスレス”に潜入。武闘派暴力団との縄張り争いで暗躍する。
そして倉庫街での戦闘中、強敵が神馬の前に現れる。正確無比な銃遣い、D1のリーダー周藤だった。
やがて浮かんだのは、政界、暴力団等の組織を超えた狂気の連鎖。海外から傭兵までもが姿を現し……。
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Posted by ブクログ
本作もこれまでの5作同様、スピード感のある展開でサクサク読めました。
こういう漫画チックな話はやはらスピード感が大切ですね。
本作の中で『おいおい、火薬の量多すぎだぞ』というセリフが出てきますが、これを読んで『男たちの挽歌2』の『火薬の量間違えてるぞ』というチョウ·ユンファのセリフを連想したのは私だけではないはずです。
Posted by ブクログ
文庫のみの作品としては結構なボリュームで濃厚なできかと。
ファルコンやサーバルたちがそれぞれが知らずに単独潜入していくという入りが個人的にはとても良く、その後もそれぞれの視点から描かれ最終的に同じ目的にたどり着く過程は飽きがこなくて良き。
そして敵対していたあいつが味方になるとは、、、
次回作は新章的な作品になるのではと期待してます!
Posted by ブクログ
矢月秀作『廻天流炎 D1警視庁暗殺部』祥伝社文庫。
シリーズ第6弾。今回はD1のメンバーが個々に指令を受け、潜入捜査を行うという少し込み入った設定で、なかなか陰謀の正体が見えて来ない。いつものような単純明快な設定の方が楽しめたように思う。
秘密裏に指令を受けた神馬悠大は池袋を牛耳る半グレ組織『フェイスレス』に凄腕の刺客として潜入する。また、D1のリーダー周藤一希も武闘派暴力団にヒットマンとして潜入を図る。2人は潜入の目的を知らされず、組織間の抗争で対峙することになる。一方、真中凛子、天羽智恵理の2人も若手政治家の秘書などに扮して、秘密裏に活動していた。
やがて、半グレ組織、暴力団、政界を巻き込んだ黒い陰謀の正体が明らかになっていく。
矢月秀作の昭和の劇画チックな小説にも翳りが見えて来たかな。
本体価格840円
★★★