あらすじ
ヤン亡きイゼルローンはユリアンとフレデリカを軸に再建を図る。一方の帝国では、陰謀によりラインハルトとロイエンタールの間に隙が生じ……。大人気スペースオペラの第九巻。
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感情タグBEST3
戦争は得意でも恋愛には全く頭が上手く回らないラインハルトがついにヒルダと一線越えてしまうものの、その後のぎこちなさが唯一人間味があっていい感じ。
大衆煽動家と宗教家は常に悪者か
男女のことに疎い皇帝ラインハルトと、男女のことにズブズブの総督ロイエンタール。この二人を軸に描かれる✨さて、本シリーズは、世の中に絶対善と絶対悪は存在しないと示しつつ、大衆煽動家と宗教家には至って辛い。両者は民主主義信奉者のヤンに対する攻撃始め、悪業三昧である✨しかし、民主主義が集団意思決定で多数決を採用する以上、多数派工作に有用な大衆煽動と宗教は、民主主義と切っても切れない関係にある。民主主義の大衆が、煽動と宗教に向き合う難しさを想う✨