あらすじ
きっかけはフェザーンによる皇帝誘拐劇だった。ヤンは帝国軍の戦略を洞察しつつもイゼルローンから動けない。ラインハルトひきいる空前の同盟侵攻作戦が開始された。大人気スペースオペラの第四巻。
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ラグナロック、発動!
始めてこの作品を読んだのは今から29年前、大学生の頃でした。
「Die Neue These」を見ているうちに当時の興奮がよみがえってきて、1~2巻を再読しました。この後、これ以上の盛り上がりがあったかな?と思いだしながら3~4巻を見ると、そうでした、そうでした!これがあったんだ!ガイエスブルグにラグナロック!!そしてこの後は・・・
自分の想いと置かれた環境の矛盾に苦悩しながらも、人類と社会の正しい方向性を描こうとしているヤンウェンリーの姿から、現代人はもっと学ぶべきです。
自分の人生観に大きく影響を与えている作品だということを改めて認識して、購入を決意しました。
神々の黄昏作戦
銀河帝国軍最高司令官ラインハルトは、神々の黄昏作戦を発動。独立不覊の国フェザーンは重大な危機に瀕し、自由惑星連合の名将ヤンは帝国の傑将ロイエンタールを迎え撃つ🌠さて、本シリーズは社会批評の言辞が多い。策謀編の「腐敗した民主政治と清潔な独裁政治のいずれをとるか」は、本シリーズ紹介時によく引用されるものだ🌠また、「過去の美化は遠ざかる後ろ姿の女性を美女と決めつけるようなもの」や「絶対善と完全悪が存在するという考えは精神を荒廃させる」といった納得の指摘に自省を促されることも多い。ラノベ調でも教養溢れる凄本だ🌠