あらすじ
桜咲く4月。希望に胸を膨らませた登校途中の少女が、桜並木で出会ったのは、新クラスの担任の先生だった……。そこまでは良い話。その先生の名は糸色望。学校から飛び下りたり、すぐ不登校になったり、超迷惑なネガティブ教師だった!通称「絶望先生」が引っかき回すクラスでは、予想不能な事件が毎回毎回起きるのです!
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名(?)作
何かと絶望し自殺の衝動に駆られる教師と彼の教え子たちとのやりとりを描いたブラックコメディ漫画。
4月、なんでもポジティブにとらえる少女・風浦可符香(ふうらかふか)は通学中に男性が首をつっているのを見かける。
すぐに助けようとして彼を引っ張るが、そんな彼は「死んだらどうする」と言った。
そこで可符香は自分が思い違いをしていたと気づく。
「こんな素晴らしい日に命を断とうとする人なんかいない」と。
持ち前のポジティブさで彼が身長を伸ばすためにやっていたと結論付けた可符香は学校へ行く。
先ほど自殺しようとした男性と再会し、彼が2のへ組の担任だということに気づく。
彼の名は糸色望(いとしきのぞむ)、字面とそのネガティブさから生徒たちから絶望先生と呼ばれる。
そんな彼が担当する2のへ組は生徒たちも個性豊か。
ひきこもりの少女の小森霧(こもり きり)や、ストーカー気質の少女常月まとい(つねつき まとい)、被DV疑惑のある生徒(実際は動物とのふれあいで負った)小節あびる(こぶし あびる)など盛りだくさんだ。
それを糸色の超ネガティブ気質とカフカの超ポジティブ気質が合わさってひと騒動が起こる……。
何度もアニメ化した作品の原作第1巻。
時事ネタが懐かしいのといつ読んでもクスっと笑えるのがとても良い。
そしてキャラがひとりひとり濃すぎるがそれが胃もたれしないのが不思議に思うくらいスっと読める。
懐かしい
超迷惑なネガティブ教師の通称
「絶望先生」が笑えました。
学園ドタバタコメディーだけど
ダークな部分も好きです。
Posted by ブクログ
絶望先生は,3巻から読み始めたので,なぜ「絶望先生」という名前なのかを誤解していました。
糸色望というのが,本名なのですね。
縦だとよくないので,横に書くと,絶望と読めるというのは,いきなりのすごい落ちです。
風浦可符香(ふうら かふか)の名前のカフカは,
ドイツ語の実存主義文学者として有名なチェコ生まれのユダヤ人の名前だ。
不思議な組み合わせで,どたばた喜劇が始まる。
超積極的(ポジティブ)の必要性がわかった。