あらすじ
歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。満州事変から敗戦までの十五年、政府と軍部が繰り返した“誤算”とは。戦局拡大の要因を、マリアナ沖海戦・サイパン陥落(1944年)→日米開戦(1941年)→日中戦争(1937年)→熱河侵攻(1933年)の指導者たちの姿に見る。
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Posted by ブクログ
NHKのEテレで放映しているさかのぼり日本史の第二巻です。
満州事変から敗戦までの歴史を東大の加藤陽子教授が解説しております。
4つ上げたターニングポイントの中で、一番のポイントはマリアナ沖海戦・サイパン陥落(1944年)だと思います。この時点で戦争をやめていれば、原爆も沖縄戦も空襲もなかったと思います。
あとは、満州事変の時に、東大生の9割が戦争を肯定していたという事実にびっくりしました。石橋湛山のような意見が少数だったのですね。