あらすじ
「守らせてください。従わせてください。わたしに生きる許しをください。そして─」「わたくしたち市民は、次代の社会をになうべき同胞が、社会の一員として敬愛され、かつ、良い環境のなかで心身ともに健やかに成長することをねがうものです。麗しかれかし。潔かるべし」――純潔(チェイスト)と遵法(ロウフル)が唱和する。「人を守りなさい、人に従いなさい、人から生きる許しを得なさい。そして性愛の奉仕をもって人に喜ばれなさい」――かつて大師父は仰せられた。そして少年が目覚めたとき、すべては始まる。シリーズ第4巻。
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Posted by ブクログ
1巻で登場したラバーズ(恋人たち)の話。
メインの登場人物がラバーズなので、話は常時エロで進行する。
ラバーズの本拠地であるハニカムは、様々な人間の性欲を満たすVRのようなシチュエーションを作り出すことができ、まるで風俗星と呼んでも差し支えないスケールである。
風俗を宇宙スケールにしてしまう発想に、ある意味度肝を抜かれた。
Posted by ブクログ
アダムス達の話より3年後、2313年のラバーズ達の話。ラバーズの巣・ハニカムを作ったのはアダムス達の戦艦を作ってたウルヴァーノ。ラゴスはキリアン・ゲルトルッド・アウローラとフュージョンしていた。
ラバーズがテーマのせいか、ほぼ性愛の追求的な話ではあるが、救世群のキリアンがどんどん成長して頼もしくなってく様などが楽しめる。
Posted by ブクログ
CL 2025.1.18-20251.20
3巻の2年後で、話も人も繋がっているのに、今までと趣が違う。全編セックスまみれ。
《恋人たち》ラバーズの成り立ち、ラゴスの誕生、シェパード号の登場。
《恋人たち》ラバーズを語る上で必要だったのはわかるけど1巻丸々は長すぎない?(笑)
Posted by ブクログ
シリーズ4巻は全編R18。もう少しでわたしが倫理兵器になるところでした…「純潔」じゃなく「遵法」になるけど。
3巻から2年後らしいので、知った名前もまだ記憶に新しいです。ウルヴァーノ、覚えている。ノイジーラント大主教国とロイズ保険会社まだバチバチでした。
ラゴスのキャラが違くない?と思ってたら4人混ざって《大工ラゴス》になったのね。
現時点(?)のラゴス誕生譚と《恋人たち》とは何か、を知るためには必要な巻だったのだろうけど、読んでてキツかったです。聖少女警察はやってたことはアレだけどギャグ。
ともかく、続きを読みます。
Posted by ブクログ
前巻に引き続き読む。
舞台は恋人たちラバーズの話。
最初は仮想現実なのか、現実なのか、どういう舞台なのかよくわからない状態だったが段々状況がわかってくるようなお話。
結構な部分を官能小説のような内容になっているので苦手な人もいるかも。
キリアン、ゲルと アウローラ、ラゴスなど魅力的なキャラクターがいるため読んでて飽きないが濡れ場がちょっと自分としては多すぎてなかなか読み進めれなかった。
サーチストリームがキャラとして個人的には好み。
生物として子孫を残すための性交とは欲求と絡みどのような意味を持つのか、もしそれが子孫を残す機能を持たないとしたらどうおいうことになるんだろう?ということがテーマなのかな。