あらすじ
静湖姫は、独り身のままもうすぐ三十二歳。そんな折、ある藩の江戸屋敷で藩士百人近くの死体が見付かる。調査に乗り出した静湖が辿り着いた意外な真相とは? そして静湖の運命の人とは!? 衝撃の完結巻!
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Posted by ブクログ
岩野⁇? おまえ誰だー⁈ 的な。
最初にチラッと出てたのかも知れないけど
見開きの人物紹介に出てない人を持ってこられるのは
後出しジャンケンのような感じがして釈然としないぞ。
最終的にはやっぱオトナの男は頼れるぜってところに落ち着いたのかな。
なんだかんだで岩野もいい奴だし男前だからいいけどさ。
累々と屍体が転がってたという猟奇的な展開も
オチは只々物哀しいという辺りが
このシリーズらしくてよかったなぁと。
チャーリー・チャンの正体に関しては
筋肉野郎と薩摩屋は関わってるとは薄々思ってたけど
まさかひとりじゃないとは思わなかったので吃驚。
つか秋月までとは…。
静湖と多歌子の口撃で丸く収まっちゃうのもまた
彼女の人柄なのかなぁと。
昔川原泉先生のマンガの中で
『国を支配するのが女だったら戦争も口喧嘩で済むのにね』
という感じの台詞があったのを思い出してにんまりしてしまった。
年が明けて姫が三十二になっちゃったから
このシリーズも終わっちゃうのかな。
『姫は、三十二』も読みたい気もするけど
妻は、くノ一の蛇の巻みたいになっちゃったらと思うと
これで終わっていいかなぁとも思ったり。