あらすじ
両親を亡くし地方に住む叔母に引き取られた、小学1年生の佐倉ハナ。引っ込み思案な性格で周囲と打ち解けられなかったが、ある日、ハナは「朗読」をやっていると言う教育実習生と出会う。やがて22歳になったハナが繰り広げる「癒やし系熱血『朗読』ストーリー!!
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Posted by ブクログ
朗読の奥深さを知ることが出来たと書いてしまうと、
とってもうわべだけの感想になってしまいますが…
言いたいことはそれに尽きます。
宮沢賢治の「やまなし」とか斉藤 隆介の「花咲き山」とか
幼少期に読んで内容も知っていたのに、
新たな作品の情景が浮かび上がってきて、
すっごい心にストーンと何かが落ちてくるのを感じた。
ああ!この感想をどう伝えたらいいのでしょうね…。
自分も来年子供の小学校で「読み聞かせ」に
チャレンジしてみたくなりました。
Posted by ブクログ
とよ田みのる先生のtwitterをきっかけに知り、1~3をまとめて購入して一気読み。
かつて、気持ちが沈んで仕方のなかったころ、放送大学やNHKといった落ち着いた雰囲気の音源を求めていたのですが、ある日たまたま朗読の音声ファイルをUPしているサイトを見つけてしばらく聞いていました。
そのとき朗読に対して持った印象は、私がそういうものを求めていたせいだと思いますが、「穏やか」「落ち着いている」「淡々としている」といった"静"なものだったのですが、本作品を読んで、そうではない、と知りました。
時に静かに、時に激しく。
こんなにも感情を揺さぶられるなんて。
気づいたら泣いてました。