あらすじ
原子力企業買収なるか? そして銀行設立?
日本からの独立をめざす部活動・革命部は、法人化、上場、ヤクザとの抗争、日本一の衣料グループ買収と、超スピードで展開してきた。部費は現在1兆8650億円!(※部費は革命部グループのバランスシートの左側、つまり資産の部の合計額)
革命部の創設者・羽月莉音の次なる目的は、建国にさいして発生するだろう日本やアメリカの軍事的介入に対抗すべく、抑止力としての核兵器を開発すること。
というわけで世界最大の原子力企業をグループ傘下におさめるEEにTOB(株式公開買付)をしかけることになった革命部。
しかしEEの時価総額は14兆5000億円。規模があまりにちがいすぎ、フツーに戦ったら話にならない!
そこで革命部が取ったアクロバットな手法が4巻ではあきらかに……!!
EEとの丁々発止の交渉もさることながら、予想外の横槍が莉音や巳継を狙い、二転三転――の果てに、この巻ではなんと銀行を革命部グループに取り込もうということに。
証券会社は比較的簡単につくれても、銀行設立のハードルは非常に高い。そんな日本の常識をぶち破り、革命部、4巻めもやっちゃいます!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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Posted by ブクログ
EE買収劇から、政財界の黒幕登場しつつ、死にかけつつ、生き残ってみて、銀行買ったら、なぜか頭取になりやがったって話。面白い。
360頁
Posted by ブクログ
予想外に難航するEE買収。
マスコミに圧力をかけ革命部を窮地に追い込む右翼の大物フィクサーとの対決。
今回もスリリングです。
本の内容からは脱線するけど、件の大物右翼・海胴のキャラ設定があまりにはちゃめちゃで「そんな馬鹿な」と思っていたけど、まさか実在のモデルがいるとは。
著者があとがきでそう書いていたので興味をひかれ調べてみたところ、海胴の経歴は戦後日本の政財界のフィクサーとして君臨した児玉誉士夫からの引用でした。
旧海軍由来の巨額の秘匿資産、逆コース、CIAへの裏切り、全国の暴力団の統一、そしてフィクサーへ・・・
すごい人物もいたもんだ。
本編は最後で大笑いした。
次巻も荒れそうだ。