あらすじ
無能や背信の指揮官に足を引っ張られつつも、軍師レジスの策により、アルティーナはエルトリア教国を降伏せしめた。しかし、元帥となった彼女に帰還は許されない。新皇帝ラトレイユからの勅命が下る。『ヒスパーニア帝国を征服せよ』命令には不服ながらも、第四軍は隣国へと侵攻した。大砲と小銃で圧倒するも、敵国には"神の子"と謳われし軍師がおり……!? 覇剣の皇姫と読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー、第十四弾!
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戦闘にはまるで向いてない落ちこぼれた軍人、それが主人公、レジス。そんなレジスが士官学校で唯一得意だったものは、生きがいの読書で得た知識を活かした軍略。その知識を見込まれたレジス、紆余曲折を経て辺境連隊に呼ばれ…。
そんな、ある意味では主人公らしくない一面を見せる彼が活躍していく戦記物がこの覇剣の皇姫アルティーナです。
この物語の面白さの一つは爽快な勝ち方!戦術書から仕入れるだけではなく、ときには空想の物語から裏に隠れる戦術を見いだし、真正面から立ち向かうのではなく勝利をもぎ取っていく軍師としてのレジスは圧巻。レジスを呼んだ辺境連隊の司令官やお付のメイドからの熱視線にも納得です。
むらさきゆきやさんの繋がりの良い物語の進み方も相まって読み進めるのが楽しくなってくるこの作品。ぜひ楽しんでください!
感情タグBEST3
次巻が待ち遠しいね〜
軍師としてレジスのライバル的な存在が登場したことで、物語的に深みが増したように感じました。ストーリーも理解し易くて、毎巻ハズレがないかな。