あらすじ
参謀オズワルド率いるハイブリタニア軍が、ベルガリア本土への侵攻を開始した。劣勢の帝国軍の援護に向かいたいアルティーナ達だったが、時同じくしてヴァーデン大公国が要塞へ襲撃を仕掛けてくる。レジスが一夜にして撃退する策を提案するも、アルティーナは宝剣を折られ、味方に負傷者が出てしまった。彼らは帝国を護ることができるのか!? そして、明かされるレジスの過去とは――。覇剣の皇姫と、読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第5弾!
...続きを読む
戦闘にはまるで向いてない落ちこぼれた軍人、それが主人公、レジス。そんなレジスが士官学校で唯一得意だったものは、生きがいの読書で得た知識を活かした軍略。その知識を見込まれたレジス、紆余曲折を経て辺境連隊に呼ばれ…。
そんな、ある意味では主人公らしくない一面を見せる彼が活躍していく戦記物がこの覇剣の皇姫アルティーナです。
この物語の面白さの一つは爽快な勝ち方!戦術書から仕入れるだけではなく、ときには空想の物語から裏に隠れる戦術を見いだし、真正面から立ち向かうのではなく勝利をもぎ取っていく軍師としてのレジスは圧巻。レジスを呼んだ辺境連隊の司令官やお付のメイドからの熱視線にも納得です。
むらさきゆきやさんの繋がりの良い物語の進み方も相まって読み進めるのが楽しくなってくるこの作品。ぜひ楽しんでください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
辺境に追いやられた皇姫アルティーナと読書狂の青年レジスの覇道戦記ファンタジーの第5弾
ついに始まったハイブリタニアとの戦い。
レジスの姉も出てきてどうなる?
やっぱりレジス達が中心に話が進まないとね(笑)
戦況の説明も上手いし安心して読めます。
欠点…というか物足りなさは姉の存在感がもっと欲しかったのとクラリスとのやり取りが控えめだったことかな。