あらすじ
アルティーナは帝国元帥に任命され、南方戦線へと派兵される。その道中、旧知である貴族ティラソラヴェルデ家のエレアノールが部隊を訪ねてきた。彼女は、新皇帝から過大な要求を受けて頼ってきたのだ。レジスは救いの妙案を出しつつ、南方戦線の早期決着を約束する。しかし、アルティーナたちが合流した第六軍・第八軍の兵は戦意が低く、レジスは今までとは違う苦労を背負うことに……!? 覇剣の皇姫と読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第十三弾!
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戦闘にはまるで向いてない落ちこぼれた軍人、それが主人公、レジス。そんなレジスが士官学校で唯一得意だったものは、生きがいの読書で得た知識を活かした軍略。その知識を見込まれたレジス、紆余曲折を経て辺境連隊に呼ばれ…。
そんな、ある意味では主人公らしくない一面を見せる彼が活躍していく戦記物がこの覇剣の皇姫アルティーナです。
この物語の面白さの一つは爽快な勝ち方!戦術書から仕入れるだけではなく、ときには空想の物語から裏に隠れる戦術を見いだし、真正面から立ち向かうのではなく勝利をもぎ取っていく軍師としてのレジスは圧巻。レジスを呼んだ辺境連隊の司令官やお付のメイドからの熱視線にも納得です。
むらさきゆきやさんの繋がりの良い物語の進み方も相まって読み進めるのが楽しくなってくるこの作品。ぜひ楽しんでください!
感情タグBEST3
ネタバレはありません。